東海大学 研究者ガイド 2020
126/248

ナノテクノロジーを利用した多様な分野での研究展開を試みている。材料分野では、ナノ炭素材料による高強度繊維の開発、再生医療の分野では腱・靱帯由来の分泌組織や三次元細胞積層技術を利用した人工靱帯形成技術の開発に取り組んでいる。一方、考古学の分野では独自のマイクロサンプリング技術を応用した古代金属器の組成解析から青銅器の作製を可能にした合金化技術の解明について国際共同研究を行っている。専門分野工学キーワード□生体材料 □再生医療□ナノカーボン材料□考古材料科学研究と関連するSDG研究内容生体分泌組織と三次元細胞積層技術を用いた人工靱帯の開発Toru Kuzumaki教 授葛 巻 徹物理 考古学 スポーツ医科学メディア対応キーワード近年、クリーンエネルギーに対する期待が高まっている。本研究室では、熱を電気に変換する熱電変換材料の研究を行っている。熱電変換材料の高性能化には、電気を良く通し、熱をできるだけ通さない材料が求められる。我々はナノ構造材料を用いて電子の流れを極力妨げず、熱の流れを抑制するような材料を研究している。このナノ構造体による熱輸送制御は熱電変換材料の性能向上には必要不可欠な分野であり、今後、成長が期待できる研究分野である。専門分野工学キーワード■結晶成長 ■熱電変換材料■薄膜工学 ■第一原理計算■伝熱工学研究と関連するSDG研究内容ナノテクノロジーによる熱電変換材料の高性能化の研究開発Masayuki Takashiri教 授高 尻 雅 之─メディア対応キーワード工学部工学部材料科学科材料科学科124

元のページ  ../index.html#126

このブックを見る