東海大学 研究者ガイド 2020
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今日の沿岸域は、利用の多様化・輻輳化による環境や利用調整問題が屡々起きるだけではなく、資源・環境の急変等に見られる地球規模海洋変化の影響をも大きく受けている。価値多様化する沿岸域を調和的に利用するには? その利用を地域経済に繋げるには? 海洋変化に強い地域社会を創り上げるには? そのための沿岸域の利用と管理の仕組みとは? 当研究室では、国内外の事例研究を重ねながらこれらの問いに答えるための研究を行っている。専門分野環境学キーワード□沿岸域管理 □沿岸漁業管理□漁村活性化 □海業(うみぎょう)□水産物ブランド化研究と関連するSDG研究内容新沿岸域利用と管理:漁業から海業へ、漁業管理から沿岸域管理へLi Yinji准教授李 銀 姫漁業 水産 6次産業 地域活性化メディア対応キーワード人類活動は、今日陸域水系の硝酸濃度を上昇させ、富栄養化に代表される沿岸の海洋環境や海洋生態系の変化を引き起こしている。また、水利用の増加や土地利用の変化は、海域への淡水や物質の供給の様式を変化させ、これらも海洋環境や生態系変化の一要因となっている。そこで、地球環境の保全や海と水の持続的な利用を考えていくために、陸域の水系や海の物質(特に水や栄養塩)循環を把握して、 我々人類のあるべき姿を模索したいと考えている。専門分野環境学キーワード■地球環境科学 ■海洋学■生物地球化学 ■地球化学■陸水学研究と関連するSDG研究内容陸と海を通した水と物質の循環の理解を目指してHisashi Narita教 授成 田 尚 史海洋調査 地球環境メディア対応キーワード研究室HP海洋学部海洋学部環境社会学科海洋地球科学科157

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