東海大学 研究者ガイド 2020
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藻類の物質生産が、沿岸海域の食物網や物質循環に及ぼす影響を調べている。 具体的には、植物プランクトンや海藻の光合成速度を、炭素トレーサー法、酸素法などで測定し、水温、光、栄養塩等の環境要因や分類群組成との関係を解析する。 研究は、野外観測(静岡県や東南アジア沿岸など)と、室内実験による検証の両面から進めている。沿岸海域の物質循環を理解し、その持続的な利用を目指す上では、様々な分野の専門家等との協働が必要と考えている。専門分野農学キーワード□藻類 □沿岸環境□物質循環 □光合成 □水質研究と関連するSDG研究内容藻類の物質代謝と沿岸海域の物質循環Takashi Yoshikawa教 授吉 川 尚水産 海洋調査メディア対応キーワード当研究室では、サンゴを中心に、個体群の現状と維持及び撹乱後の回復機構の解明を目的として、フィールド調査や飼育観察、分子生物学的手法など様々な手法を用いて研究を行っている。近年は主に、沖縄県西表島から静岡県までの黒潮流域のサンゴ個体群について、新規加入個体の定量化と維持における役割、加入個体の生残と成長過程、遺伝的な個体群関係、サンゴ捕食者の生態などについて調査研究を展開している。専門分野生物学キーワード■サンゴ ■幼生分散■回復過程 ■サンゴ捕食者■環境変動研究と関連するSDG研究内容減少しつつあるサンゴの保全に向けた研究Masako Nakamura准教授中 村 雅 子生物・動植物メディア対応キーワード海洋学部海洋学部水産学科 生物生産学専攻水産学科 生物生産学専攻160

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