東海大学 研究者ガイド 2020
163/248

普段何気なく食べている魚。しかし、魚は種類がとても多く、また産地や時期、漁獲方法によって味(特徴)が異なる。その特徴を定量的記述分析法と物理化学的分析法の両手段で分析し、客観的に魚の特徴をマッピングすることを試みている。この研究ではマイナー魚、未利用魚、天然・養殖の違い、ブランド魚、代替魚の特徴などの可視化(差別化)を目指すもので、産業や地域の活性化、魚食普及や資源の有効活用につながると考えている。専門分野農学キーワード■可視化■美味しさ■食品衛生■食品微生物■食品開発研究と関連するSDG研究内容お刺身の特徴の客観的可視化に関する研究Keiichi Goto教 授後 藤 慶 一地域交流 食生活メディア対応キーワード人間を含め生物は環境によって左右される要素が大きい。従って、人間にとって必要な機能性を有する食品の開発は、その原料となる生物の環境を十分に理解する必要がある。代表的な例として、産地の異なる海苔の成分を比較している。また加工条件によっても味が異なることを追及している。一方、魚を養殖する際に与える餌を工夫することで、身質に含む機能性成分を増やし、高機能性食品の開発へつなげたいと考えている。専門分野農学キーワード■環境 ■海苔■食品 ■化学分析研究と関連するSDG研究内容生物と環境の関係を理解し、人にとって有益な機能性食品の開発Hiroshi Saito教 授齋 藤 寛環境技術 バイオテクノロジー 化学 生物・動植物 メディア対応キーワード海洋学部海洋学部水産学科 食品科学専攻水産学科 食品科学専攻161

元のページ  ../index.html#163

このブックを見る