東海大学 研究者ガイド 2020
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好気的生物が酸素を利用してエネルギーを産生するプロセスの中で、化学反応性の高い活性酸素が生じる。活性酸素は生体中の様々な物質と反応してこれらを酸化することによって、細胞を傷害し様々な病気の原因となっている(図表参照)。本研究室では、この活性酸素によって誘導される細胞傷害の分子機構の解明を目指している。また、細胞傷害を防御する分子、抗酸化物質の研究にも取り組み、将来の医療への応用を視野にいれて研究を進めている。専門分野医歯薬学キーワード■酸化ストレス □活性酸素□脂質過酸化 □抗酸化物質□肝線維化研究と関連するSDG研究内容酸化ストレスによる細胞傷害の分子機構の解明Susumu Takekoshi教 授竹 腰 進─メディア対応キーワード主要組織適合性複合体(MHC)における遺伝的多様性の生成機序を革新的な遺伝子・ゲノム解析技術により明らかにすることを目的とし、(1)自己免疫疾患、感染症、がんと関連する遺伝要因の同定や発症機序の解明、(2)DNAタイピング法やRNA発現解析法の開発、(3)造血幹細胞移植における最適なドナー選択法の開発、(4)実験動物や愛玩動物における疾病や感染症との関連解析、(5)多種間の比較ゲノム解析と分子進化学的解析等、を進めている。専門分野医歯薬学キーワード■HLA■ゲノム■疾患■移植■モデル動物研究と関連するSDG研究内容主要組織適合性複合体における遺伝的多様性生成の分子機序の解明Takashi Shiina教 授椎 名 隆─メディア対応キーワード研究室HP医学部医学部医学科 基礎医学系医学科 基礎医学系170

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