東海大学 研究者ガイド 2020
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当研究室では、単細胞の寄生虫による感染症(寄生原虫症)への対策確立のための基礎研究を行っている。特にわが国で最近患者が増えている赤痢アメーバ症については、宿主細胞への接着や病原性に関係するアメーバの表面タンパク質を同定し、ワクチン候補としての可能性や診断用抗原としての有用性について報告した。また、病原体に対するヒトモノクローナル抗体の開発研究や人獣共通感染症に注目した分子疫学研究を行っている。専門分野医歯薬学キーワード□寄生原虫症 ■赤痢アメーバ症■ヒトモノクローナル抗体□人獣共通感染症研究と関連するSDG研究内容赤痢アメーバ症など寄生原虫症の基礎的研究Hiroshi Tachibana教 授橘 裕 司感染症メディア対応キーワードDNA修復・DNA損傷応答の異常はゲノム不安定性を引き起こしがん化を促進する一方で、抗がん剤感受性を高める要因になる。したがってがんを理解し診断・治療を改善するためにはDNA修復・DNA損傷応答の解明が重要である。 私たちの研究室では、1)DNA修復・DNA損傷応答のしくみを分子生物学的に解明し、2)がん・遺伝性疾患への関与を明らかにし診断・治療に役立てる、ことを長期的な目標として研究を行っている。専門分野医歯薬学キーワード□DNA修復□がん□抗がん剤□ファンコニー貧血研究と関連するSDG研究内容DNA修復とがんToshiyasu Taniguchi教 授谷 口 俊 恭─メディア対応キーワード研究室HP医学部医学部医学科 基礎医学系医学科 基礎医学系171

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