東海大学 研究者ガイド 2020
174/248

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位及び下位運動ニューロンの選択的変性を特徴とする進行性の神経変性疾患である。現在、ALSの発症機序は不明であり、根本的な治療法は開発されていない。我々は、種々の遺伝子改変マウス及びALS患者iPS細胞由来のALS細胞モデルを用いた総合的解析により、疾患の発症分子機構についての研究を行うとともに、それらの研究成果を基に神経変性疾患に対する新規治療法及び治療薬の開発を目指している。専門分野医歯薬学キーワード□脳 ■神経■筋萎縮性側索硬化症■分子発症メカニズム■治療薬研究と関連するSDG研究内容神経変性疾患の発症機序及び治療法・治療薬開発に関する研究Shinji Hadano教 授秦 野 伸 二─メディア対応キーワードNotchシステムは、広く保存された重要な分化制御系であり、特に細胞系列の決定に寄与することが知られている。我々はこれまで、Tリンパ球の分化におけるNotchシステムの意義を明らかにしてきた。これを基盤として、現在、1)T細胞分化におけるNotchシグナル下流事象、2)Notchシグナルによる免疫応答、特に粘膜面における様々なエフェクターT細胞と制御性T細胞の分化制御機構について研究を行っている。専門分野医歯薬学キーワード■T細胞 ■胸腺■Notch ■炎症性腸疾患研究と関連するSDG研究内容T細胞の分化および機能発現制御の分子的理解Katsuto Hozumi教 授穂 積 勝 人バイオテクノロジー 薬 感染症メディア対応キーワード研究室HP医学部医学部医学科 基礎医学系医学科 基礎医学系172

元のページ  ../index.html#174

このブックを見る