東海大学 研究者ガイド 2020
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食物の摂取量は日々大きく変動することがあるが、健康な人間の体内の環境は一定に保たれている。これは、腎臓によって尿への排泄量を調節する事によってなされている。腎臓の機能が失われると、透析療法や腎移植が必要になり、国民健康上また医療経済上重大な問題である。腎臟の機能が失われる病気の多くは、「たこ足細胞」という特殊な細胞が傷害される事をきっかけに起こる。我々のグループは、たこ足細胞の傷害の進行機序と防止方法の開発の研究している。専門分野医歯薬学キーワード■腎臓病 ■高血圧■モデル動物研究と関連するSDG研究内容腎臓病の研究Taiji Matsusaka教 授松 阪 泰 二─メディア対応キーワード我々の研究グループでは、骨格系の形成・維持に焦点を当て、脊柱肋骨異骨症、骨形成不全症、慢性再発性多発性骨髄炎などについて、実験動物モデルを用いて新しい原因遺伝子を特定した。現在、これらを発展させて、骨格系疾患の治療に向けての応用を進めている。さらに、エピジェネティックな遺伝子発現変化による骨格形成異常についても研究を行っており、遺伝子と環境との相互作用による骨格系形成・維持の分子メカニズムの解明を目指す。専門分野生物学キーワード□実験動物□疾患モデル□遺伝学■自己炎症性疾患□骨格系研究と関連するSDG研究内容骨格系形成・維持のジェネティクスとエピジェネティクスKoichiro Abe准教授阿 部 幸 一 郎バイオテクノロジー 生物・動植物メディア対応キーワード医学部医学部医学科 基礎医学系医学科 基礎医学系173

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