東海大学 研究者ガイド 2020
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生体恒常性(ホメオスタシス)を脅かす原因(ストレッサー)は、生体を取り巻く外部環境のみならず、生活習慣や加齢に依存して内部環境にも現れる。我々は、老年学および病態生理学の分野において、内部環境に現れるストレッサーに焦点を当て、生体恒常性の変容について研究を推進している。特に、エネルギー代謝異常を切り口に、細胞内で生じる酸化ストレスの発生機構から、生体応答機構に至るストレス反応(レドックス制御)の分子レベルでの全容解明に尽力している。専門分野医歯薬学キーワード■老化 □酸化ストレス□レドックス制御□エネルギー代謝 □複製ストレス研究と関連するSDG研究内容加齢による生体恒常性の変容と老化の分子生理基盤の解明Takamasa Ishii准教授石 井 恭 正生活習慣病メディア対応キーワード心の窓ともいわれる目の動きには、脳内の様々な状態変化が反映されることが知られているが、そのメカニズムには不明な点も多い。ヒトや実験動物の様々なタイプの眼球運動を指標とし、神経疾患あるいは酔いの前兆の検出・ストレスが生命活動、特に運動学習に与える影響とそのメカニズムへのアプローチ等をテーマに、国内外の研究者と協力しながら科学の発展・QOL の向上に結び付くことが期待される研究を進めている。専門分野複合領域キーワード■眼球運動 ■光遺伝学■運動学習 ■小脳■神経疾患研究と関連するSDG研究内容眼球運動から脳と心の謎にアプローチするAkira Katoh准教授加 藤 明バイオテクノロジー メンタルヘルス 生物・動植物 メンタルトレーニングメディア対応キーワード医学部医学部医学科 基礎医学系医学科 基礎医学系174

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