東海大学 研究者ガイド 2020
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臓器線維症とは、肝硬変に代表されるように、組織にコラーゲン線維が過剰沈着して臓器の機能不全をきたした病態である。臓器線維症に対する近年の産官学の関心の高まりにもかかわらず、有用な診断マーカーの確立や、安全かつ効果的な治療法の開発は未だに立ち遅れている。我々は、肝、肺、腎臓、皮膚など、全身の諸臓器に見られる線維症に共通する病態や進展機序の統一的理解を通じて、その診断と治療法の開発を目指している。専門分野医歯薬学キーワード■臓器線維症 ■肝硬変症■肝再生 ■肝発癌■トランスレーショナルリサーチ研究と関連するSDG研究内容臓器線維症の診断と治療Yutaka Inagaki教 授稲 垣 豊バイオテクノロジー 生活習慣病メディア対応キーワード職域は、社会的インパクトの高い世代であり、老後の健康を決定する重要な世代である。細胞レベルでがん予防の可能性(分子環境予防)を探りながら、エビデンスのある健康施策を社会実装する仕組み作り、ツールや手法の開発を行い、医療経済的評価を含め効果検証することを目指している。現在、幅広く健康産業との産学連携を視野にいれ、エビデンスを作りながら働く世代の健康を科学的に守る仕組み作りを行っている。専門分野医歯薬学キーワード■産業保健 ■疫学■社会実装研究 ■産学連携■分子環境予防医学研究と関連するSDG研究内容職域のがん対策を中心とした細胞レベルから社会実装研究までMasayuki Tatemichi教 授立 道 昌 幸─メディア対応キーワード医学部医学部医学科 基盤診療学系医学科 基盤診療学系179

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