東海大学 研究者ガイド 2020
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様々な病型を含む炎症性筋疾患の病態を、遺伝学的背景から解明すべく研究に取り組んでいる。これまでに、免疫介在性壊死性ミオパチーが特定のHLA-DRB1アレルと関連することや、抗PD-1抗体阻害薬関連筋炎が特定のHLA-Cアレルと関連することなどを明らかにし、報告している。現在、多発筋炎、皮膚筋炎、封入体筋炎における関連解析を進めており、炎症性筋疾患とHLA多型との関連性の全体像を明らかにすることを目指している。専門分野医歯薬学キーワード■炎症性筋疾患■HLA研究と関連するSDG研究内容炎症性筋疾患病態解明のための感受性遺伝子の探索Yuko Ohnuki准教授大 貫 優 子─メディア対応キーワード膵癌は極めて悪性度の高い腫瘍の一つで、新たな診断・治療方法の開発が望まれている。我々の研究室では、膵癌を含む膵腫瘍の病態を解明すべくmiRNAの解析を行っている。miRNAは様々な分子を制御する短いRNAで、膵腫瘍でも腫瘍発生や高悪性化に様々なmiRNAが関わっていることが知られている。膵腫瘍でのmiRNAの発現と機能を明らかにすることで、miRNAに関連した新たな診断方法や治療法の開発を目指す。専門分野医歯薬学キーワード■膵臓 ■腫瘍学■病理学 ■miRNA■バイオマーカー研究と関連するSDG研究内容膵腫瘍におけるmiRNAの発現解析と新規診断・治療法への応用Kenichi Hirabayashi准教授平 林 健 一─メディア対応キーワード研究室HP医学部医学部医学科 基盤診療学系医学科 基盤診療学系180

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