東海大学 研究者ガイド 2020
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高度進行胃癌患者には手術の根治性を高めるため、術前化学療法・化学放射線療法を行っている。一方、早期胃癌患者には腹腔鏡による低侵襲手術に加え、機能温存手術を積極的に行っている。これらの術式に対して、食物の排出・吸収動態、ホルモン分泌動態(血糖・インスリン・ガストリン・セロトニン・GLP-1・グレリンなど)を検索し、術前の状態に最も近づくことのできる理想的な手術・再建・方法につき検討を行っている。専門分野医歯薬学キーワード■胃癌 ■腹腔鏡下手術■機能温存手術■Quality of Life■集学的治療研究と関連するSDG研究内容胃癌に対する個別化治療によりQuality of Lifeを改善するEiji Nomura教 授野 村 栄 治がん治療メディア対応キーワード脊髄損傷の麻痺軽減のためには、直接の外力による一次障害に引き続き起こる自己崩壊である二次障害の軽減が重要である。二次障害の主体をなすアポトーシスは、損傷範囲の拡大のみならず再生に必要な内在性細胞も障害する。再髄鞘形成で麻痺の回復に重要なオリゴデンドロサイト前駆細胞も多くがアポトーシスへ至る。アポトーシスの重要な経路として小胞体ストレス応答に着目し、治療法の確立を目指して研究を進めている。専門分野医歯薬学キーワード□整形外科 ■脊髄損傷□脊髄再生■小胞体ストレス応答□オリゴデンドロサイト前駆細胞研究と関連するSDG研究内容脊髄損傷再生に向けて小胞体ストレス応答に着目したアプローチMasahiko Watanabe教 授渡 辺 雅 彦救急医療メディア対応キーワード医学部医学部医学科 外科学系医学科 外科学系190

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