東海大学 研究者ガイド 2020
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局所麻酔下における鎮静の際に使用する薬剤の中には、鎮静以外の付随する効果を持つものがある。中でもデクスメデトミジンは脊髄くも膜下麻酔の鎮痛作用時間を延長する効果を指摘されており、臨床研究にてその延長効果を証明した。デクスメデトミジンの鎮痛作用時間の延長効果を有効に利用するとともに、さらに今後は年齢による鎮痛作用延長の効果の違いを研究することによって、増加する高齢者麻酔にも寄与できると考えている。専門分野医歯薬学キーワード■麻酔学■薬理学■老年麻酔■区域麻酔研究と関連するSDG研究内容Eects of Continuous Intravenous Infusion of Dexmedetomidine on the Duration of Spinal AnesthesiaMariko Watanabe講 師渡 邊 真 理 子─メディア対応キーワード高齢化に伴う尿失禁や勃起障害の患者数増加に対し、骨格筋幹細胞を用いた尿道括約筋や勃起神経再生による治療を目指して研究を行っている。既に動物実験レベルでの良好な治療成績を確認しており、現在臨床応用に向けた準備段階である。また、癌領域では、従来の画像検査では早期発見と治療効果判定が困難であった前立腺癌骨転移に対し、全身MRI(DWIBS法)を用いた評価を行い、画像解析法の研究を行いながら、前立腺癌の治療成績向上に努めている。専門分野医歯薬学キーワード□再生医療□泌尿器悪性腫瘍□MRI研究と関連するSDG研究内容包括的な泌尿器疾患治療を目指してNobuyuki Nakajima講 師中 島 信 幸がん治療 薬メディア対応キーワード医学部医学部医学科 外科学系医学科 外科学系193

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