東海大学 研究者ガイド 2020
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ウイルス感染は、喘息の発症と増悪に関与し、好酸球は、喘息の病態に重要である。新たな2型自然リンパ球(Group 2 innate lymphoid cell: ILC2)は、従来の獲得型アレルギーとは別の自然型アレルギー反応を起こし、好酸球活性化を来たす。我々は、ウイルス感染喘息の病態におけるILC2の役割と好酸球性気道炎症の機序を解明し、自然型および獲得型アレルギーの双方を包括的に制御する新規治療を模索している。専門分野医歯薬学キーワード■ウイルス感染 ■気管支喘息■好酸球 ■自然型アレルギー■獲得型アレルギー研究と関連するSDG研究内容ウイルス感染喘息における好酸球性気道炎症の病態解明と新規治療Masahiko Kato教 授加 藤 政 彦小児 感染症メディア対応キーワード卵巣癌は早期発見が難しく予後が不良である。私達は、LC/MSを用いた血清糖ペプチド分析によって新規卵巣癌マーカーFully-sialylatedalpha-chain of complement 4-binding proteinを同定し、血清糖ペプチドを用いたComprehensive Serum Glycopeptide Spectra Analysis値が卵巣がんと良性婦人科疾患を判別できる可能性を見出した。現在早期卵巣がん診断システムの開発を行っている。専門分野医歯薬学キーワード■卵巣癌 ■子宮内膜症性嚢胞■血清腫瘍マーカー■糖ペプチド ■人工知能研究と関連するSDG研究内容卵巣癌早期診断を目指した糖ペプチド血清診断システムの開発Mikio Mikami教 授三 上 幹 男がん治療メディア対応キーワード医学部医学部医学科 専門診療学系医学科 総合診療学系195

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