東海大学 研究者ガイド 2020
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病気の子どもをもつ家族の支援の一つに「家族会」の存在がある。小児がんは長期にわたる過酷な治療を有し、ときに死別に至ることもある。子どもの病気は家族にとって患者同様の大きな痛みを請う。家族会は、同じ経験をした者同士が情報交換や、心理的癒し、励まし、わかちあいなどを通じて当事者同志(ピア=仲間)が闘病支援を行うことを目的としたインフォーマルな集団である。多職種協働が叫ばれている今日、小児がん医療の中で家族と医療の協働を目的とした実践的研究を行っている。専門分野医歯薬学キーワード■小児がん ■家族会□家族看護 ■多職種協働研究と関連するSDG研究内容小児がん家族会と医療者との協働Reiko Inoue教 授井 上 玲 子がん治療 小児 教育・学校 育児・子育て支援 ボランティアメディア対応キーワード世界で初めてPeg10、 Peg11という哺乳類にしかない遺伝子(獲得遺伝子)を発見し、哺乳類の特徴である胎生(母親がお腹の中で子供を育ててから産む)に大きく関わっていることを明らかにした。さらに同様の獲得遺伝子9個も見出し、Sirh Familyと名付けた。Peg10、 Peg11は妊娠期の胎児の成長に欠かせない胎盤の構造や機能に必要な遺伝子で、哺乳類の祖先がこれらの遺伝子を手に入れることで胎生へと進化したと考えられる。専門分野生物学キーワード■哺乳類特異的遺伝子□ゲノムインプリンティング■インプリント遺伝子□胎盤 ■ゲノム生物学研究と関連するSDG研究内容哺乳類における獲得遺伝子の発見とその機能解明Tomoko Ishino教 授石 野 知 子バイオテクノロジー 生物・動植物メディア対応キーワード研究室HP医学部医学部看護学科看護学科196

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