東海大学 研究者ガイド 2020
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近年、食品に含まれる生物活性成分が注目されており、食品による各種疾病の予防が研究されています。また、それらの成分を用いた多種多様の特定保健用食品が開発されてきています。そこで、当研究室では野菜や果物、薬草などの有用植物に含まれる未知の有機化合物を純粋に分離後、それらの化学構造を最新の機器分析ならびに化学反応により決定し、さらに、それらの有する抗癌作用等の生物活性を明らかにする研究を行っています。専門分野医歯薬学キーワード■天然物化学 ■天然薬物学■機器分析学 ■薬用食品■天然活性物質研究と関連するSDG研究内容特定保健用食品ならびに医薬品の種を探すMasateru Ono教 授小 野 政 輝─メディア対応キーワード終末糖化産物であるAGEsは食品の加熱調理の反応から見いだされたが、AGEsは生体でも進行し、タンパク質の変性に関与している。現在、糖尿病のマーカーはあるが、糖尿病合併症のマーカーはなく、生体AGEsが糖尿病合併症のマーカーとなると期待されている。私は様々な代謝から生成するAGEsを網羅的に測定する技術を有しており、この技術を用いて糖尿病合併症の発症を予測し、現在1兆2千億円かかっている糖尿病の医療費削減、さらにはアンチエイジングにつなげたいと考えている。専門分野生物学キーワード■アンチエイジング ■糖化■AGEs ■生活習慣病■機能性食品研究と関連するSDG研究内容AGEs測定を指標とした代謝異常の検出およびアンチエイジングRyoji Nagai教 授永 井 竜 児生活習慣病メディア対応キーワード研究室HP農学部農学部バイオサイエンス学科バイオサイエンス学科210

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