東海大学 研究者ガイド 2020
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日本人韓国語学習者のハングル表記における効果的な指導法の開発に向けて研究を行っている。これまで日本人学習者の作文に見られるハングル表記の誤用の傾向を分析し、その原因を探りながらどのように指導すべきかを検討してきた。また、日本人学習者の韓国語リーディングにおける流暢性向上に関する指導法についても考察している。研究成果は韓国語正書法に関する国際シンポジウムを開催し、社会へ情報発信してきた。 専門分野人文学キーワード■韓国語教育■ハングル表記■韓国語正書法■分かち書き■流暢性研究と関連するSDG研究内容Kim Minsoo講 師キム ミンスICT教育 教育・学校メディア対応キーワード韓国語力向上のための基盤づくりに向けて近年、訪日観光客が急増している。そのためのインフラ整備は各地で進んでいるが、人と人とのコミュニケーション整備は十分とは言えない。現在、私はこのインバウンドのコミュニケーション整備のツールとして「やさしい日本語」の普及に取り組んでいる。「やさしい日本語」とは一つの文には一つの内容だけを入れたり、日本語学習者に簡単なことば(例:乗車→車に乗る)を使用するなどの一定のルールに沿った日本語のことである。この「やさしい日本語」は日本人が外国人の日本語に歩み寄ろうとする姿勢を示すものである。そして、観光でのコミュニケーション整備は、将来の日本社会における異文化共生のためのトレーニングともなるであろう。専門分野人文学キーワード■やさしい日本語 ■日本語教育■インバウンド ■地方創生■異文化コミュニケーション研究と関連するSDG研究内容Yoshitaka Kato教 授加 藤 好 崇教育・学校 地域活性化 地域交流メディア対応キーワードインバウンドで使うやさしい日本語と異文化コミュニケーション研究室HPセンター・研究所等センター・研究所等国際教育センター 国際言語教育部門国際教育センター 留学生支援教育部門232

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