東海大学 研究者ガイド 2020
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最新の近赤外分光法(NIRS)技術では、脳賦活に伴う血液血行動態反応によるNIRS信号の変化だけでなく、NIRS信号に拍動成分が観測される。拍動成分は、脳血流と関連していることが注目されている。我々の研究では、脳から得られるNIRS信号の拍動成分から算出した、脳内の見かけの動脈血酸素飽和度(App-SpO2)を新しい指標とし、App-SpO2による脳組織酸素飽和度の簡易な測定法を開発している。専門分野複合領域キーワード□脳機能計測 □拍動成分■近赤外分光法(NIRS)■脳組織酸素飽和度□脳内の見かけの動脈血酸素飽和度研究と関連するSDG研究内容Daisaku Kurita准教授栗 田 太 作─メディア対応キーワード脳組織酸素飽和度の簡易計測法の開発車の自動運転や家電製品をはじめとして、多くの分野で自動制御が使われている。多くの制御対象が非線形性を有するが、現在の非線形制御は、現場のエンジニアの使い勝手、設計過程の容易性についてはほとんど考慮されていないため、制御性能は高くないが、扱いやすい線形制御が使われることが多い。本研究では、現場のエンジニアにとって、制御系設計が容易でかつ、環境負荷低減や省エネルギーなど高度な制御性能を実現する知的制御手法の開発を目指す。専門分野情報学キーワード■ソフトコンピューティング■非線形制御■自動制御■知的制御研究と関連するSDG研究内容Tadanari Taniguchi准教授谷 口 唯 成自動車 環境技術 シミュレーション ロボット ICT教育メディア対応キーワード取り扱いが容易でかつ高度な制御を実現する知的制御手法の開発センター・研究所等センター・研究所等情報教育センター情報教育センター233

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