東海大学 研究者ガイド 2020
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ヒト多能性幹細胞(iPS/ES細胞)は、体を構成するほぼ全て細胞に変わる能力がある。しかし、ヒトには個体差があるように、細胞にも個性がある。性染色体であるX染色体の遺伝子は、女性のヒト多能性幹細胞において、異常が生じること報告されている。当研究室では、X染色体の状態を考慮したヒト多能性幹細胞研究を行い、ヒトの性差に起因する細胞分化能や疾患メカニズム解明を行っている。専門分野医歯薬学キーワード□エピジェネティクス■ヒト多能性幹細胞■ゲノム編集 ■性差■神経分化研究と関連するSDG研究内容Atsushi Fukuda講 師福 田 篤バイオテクノロジーメディア対応キーワードヒトES/iPS細胞を用いた性差・多様性が及ぼす神経分化能の解明目に見えない微生物の世界には、カビ、アメーバ、細菌など多様な生物が生きている。細菌はバクテリアとも呼ばれ1000倍ほどに拡大してようやく観察することができる。これほど小さいので、もちろん単細胞であるが、その遺伝子の数は野外で生きる種類では最低4000ほどで、まだその機能がわからないものが非常に多い。私は、納豆菌が実験室に適応した、いわば家畜化した細菌である枯草菌を使って未知の遺伝子の働きを解明する研究を行なっている。専門分野生物学キーワード□バクテリア □枯草菌□微生物遺伝学□遺伝子発現制御研究と関連するSDG研究内容Mitsuo Ogura教 授小 倉 光 雄バイオテクノロジーメディア対応キーワードバクテリアの環境適応戦略の分子生物学による解明センター・研究所等センター・研究所等総合医学研究所海洋研究所241

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