東海大学 研究者ガイド 2020
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時間と共に変化する系(例えば気象モデル、天体運動、経済モデルなどを思い浮かべてほしい)を幾何的または確率論的な手法で研究している。最近では、日常的な観測データを「平均」という概念を使って現象を捉えるという統計的なパラダイムが全く有効でない対象が、数学的に非常に多く存在することを証明した。このような今までの統計的な手法が使えない対象の存在を明らかにし、それを扱う新たなパラダイムとインデックスを立てることが主な研究内容である。専門分野数物系科学キーワード■数学■力学系■安定性■カオス■トポロジー研究と関連するSDG研究内容時間と共に変化する系に対する新しい枠組みの導入とその研究Shin Kiriki教 授桐 木 紳数学メディア対応キーワード3次元空間内の閉じた紐(結び目)の研究は、平面に影を描いて出来る研究である。知らない人でも気楽に絵を描いて出来る数学である(もっと奥深く知ろうと思うと、難しい数学も知っていないといけないが)。4次元空間内の曲面結び目も、3次元空間に影(交わりのある曲面)を描いて研究が出来る。更に曲面の交わりだけを平面に描いて、チャートというグラフの絵を描いて、どんな曲面結び目があるのか研究をしている。専門分野数物系科学キーワード□幾何学 □トポロジー□曲面結び目研究と関連するSDG研究内容4次元空間内の曲面結び目の分類Akiko Shima教 授志 摩 亜 希 子数学メディア対応キーワード理学部理学部数学科数学科96

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