農学部のチャレンジセンター・ユニークプロジェクトの学生が「南阿蘇大復興祭」に参加し、イベントを盛り上げました

農学部の学生を中心に熊本地震からの復興支援活動に取り組む東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「阿蘇復興への道」が10月28日に、南阿蘇村や村内の団体などと連携して熊本県南阿蘇村の「道の駅 あそ望の郷くぎの」で「南阿蘇大復興祭」を開催しました。

当日は、農学部の学生をはじめ熊本キャンパスの学生サークルや本学卒業生、地元の飲食店が多数の屋台を出店。チャレンジプロジェクトの「あにまるれすきゅープロジェクト」は手作りのミサンガやストラップを販売し、売上金を動物愛護団体に寄付しました。プロジェクトリーダーの新田裕之さん(農学部応用植物科学科3年次生)は、「私たちの学年は阿蘇を知っている最後の世代。このようなイベントを通じて地域の方たちとの交流が続くのはとても良い機会だと思うので、継続して参加してきました」と話します。同じくメンバーの南部泰代さん(農学部応用動物科学科3年次生)は、「ストラップやブレスレット、毛糸で作った動物のマスコットなどはメンバーの手づくり。こういった小物を通じてでも多くの方に活動に興味を持ってもらえたらうれしいです」と笑顔を見せました。ほかにも応用動物科学科の岡本智伸教授(農学部長)の研究室が、本学阿蘇実習フィールドで飼育しているヒツジの毛を使ったアクセサリーを販売するなど、来場者から注目を集めていました。

さらにステージでは、「阿蘇復興への道」のメンバーと出演ミュージシャンらによる「餅まき」や野菜などが当たる抽選会を実施。「書道同好会」と「三線の花同好会」もパフォーマンスを披露し、来場者から大きな歓声を浴びていました。阿蘇復興への道のプロジェクトリーダーを務めた井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)は、「運営面ではミスもあったためすべてが成功とはいえませんが、『阿蘇が好きで、阿蘇に来てほしい』という私たちの気持ちは多くの人に伝わったと思います。開催前に、イベントのチラシを配りに仮設住宅を訪れたのですが、空き家が増えていて少しずつ地震前の生活を取り戻している人や、新しい生活をスタートさせている人がいると知りました。阿蘇復興への道のリーダーは今回で交代になりますが、復興祭をきっかけに、日ごろかかわる機会の少ない方々とも知り合うことができました。多くの人に支えられ、いい勉強をさせていただいたと思います。反省点を後輩たちに伝えて、来年以降に生かしてほしいと考えています」と話しています。

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