TICCが秦野市立本町中学校で「異文化理解授業」に協力しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が3月16日、秦野市立本町中学校(神奈川県秦野市)で「異文化理解授業」に協力しました。本企画は秦野市社会福祉協議会主催で秦野市立本町中学校の教育の一環として、「異文化理解」をテーマに学習支援プロジェクト「ゆう」からTICCへ依頼をいただいたものです。本プロジェクトは、世界の挨拶の違いや意味を理解してもらい、その文化を知ることで異文化と出会った時に受け入れやすくなること、また、自分の当たり前は他人の当たり前ではないことに生徒自身が気づくことを目的に、授業協力を行いました。

当日は、秦野市立本町中学校1年生35名が参加。3名ずつのグループを作り、チーム対抗で、世界の挨拶やその意味についてクイズに答えてもらいました。少人数チームで競うことで生徒一人ひとりが「異文化理解」について考えることができました。また、何人かの生徒に感想を発表してもらい、生徒同士で気づきを共有しました。

参加した生徒からは「普段だったらわからないようなことを楽しいクイズ形式で知ることができ、みんなと一緒に考えられたことが印象に残っている」という感想や、先生からは「生徒たちと年齢が近い大学生の方がお話をしてくださることで異文化理解という深い問題を考えさせる良い授業でした」といった意見をいただきました。

プロジェクトメンバーの伊藤朱音さん(理学部化学科2年次生)は「プロジェクト活動で1年間行ってきた全体ミーティングの経験が生かせたと思います。また、中学1年生はどのようにアプローチ、表現をすれば興味を持ってくれるのかと試行錯誤したことで、相手の立場に立つことの難しさを学ぶことができ、さらに多文化共生に関する知識や考え方を多様にすることができました。生徒たちと直接会話しながら進められたので、子どもたちの意識を集めることができ、意見を引き出すことができました」と語りました。

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