「第11回国際フェア」を開催しました

湘南キャンパスで10月20、21日に、第11回東海大学国際フェア(主催:国際教育センター)を開催しました。本学で学ぶ留学生と日本人学生が日ごろの学習の成果を生かすとともに、相互の交流を深めることなどを目的に毎年開いているものです。2日目は、本キャンパスで同日開催した「TOKAIグローカルフェスタ2017(※)」の一環として実施。両日合わせて約3000名の学生や教職員、地域住民らが来場しました。

20日の開催式では、国際教育センター次長の千葉雅史教授が、「今年は20のブースで各国の留学生と国の文化や言語を学んでいる日本人学生が学びの成果を発揮しています。国際フェアのテーマでもある文化理解に努め、グローバルな人間になるための学びを深めてください」とあいさつしました。期間中は、8号館4階の教室には日本人学生と留学生が協力して20の「各国ブース」を出展。今年は新たに「バングラデシュ」「イラン」「インドネシア」のブースも登場し、国や地域ごとに民族衣装や菓子、ゲームコーナーなどを用意し、各国の文化と伝統を来場者に伝えたほか、1号館のGlobal AGORAでは、フラメンコスタジオ「ラカサデパティオ」のダンサーによるスペイン舞踊のフラメンコが披露され会場が大いに盛り上がりました。

21日には松前記念館講堂で、「国連UNHCR難民映画祭2017」の一環として『ナイス・ピープル』を上映。本学は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が主催した同映画祭の「学校パートナーズ」になっており、映画を通じて紛争や迫害によって家を追われた人々の現実を学生や地域の人に知ってもらおうと開いたものです。この映画は、スウェーデンに移住したソマリア難民の若者たちが、「バンディ」という氷上スポーツに挑戦するドキュメンタリーです。上映に先立ち、教養学部国際学科の荒木圭子准教授が登壇し、「映画を通じて、言葉や文化、制度などさまざまな壁をかかえた難民や移民の人々への理解を深めてください」と語りました。参加者は、「スポーツを通じて、難民同士や難民と住民との間の心の壁が取り払われていく過程に感動しました。難民や移民の人々のために自分に何ができるかを考えたい」と話していました。

国際フェア学生準備委員会委員長を務めた佐久間大介さん(教養学部国際学科4年次生)は、「一日でこんなにたくさんの国や地域の雰囲気を味わえる機会はあまりないので、来場者の方々に国際交流の魅力を十分感じていただけたと思います。また、今年は秋学期が始まってすぐの開催だったので、秋学期入学の留学生が東海大学に親しむ機会になれるよう、来場者だけではなく自分たちも楽しめるブースづくりを意識しました」と振り返りました。

なお国際フェアの一環として、11月30日(木)には「第18回外国語スピーチコンテスト」(国際教育センター主催)と「第36回留学生による日本語スピーチコンテスト」(同)が本キャンパスの松前記念館講堂で開催予定。12月15日(金)には「第21回英語スピーチコンテスト」(同)を同じく松前記念館で開きます。

※「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」の一環で、大学を市民に開放するオープンキャンパス型のイベントです。

国際フェア①_525.jpg

国際フェア②_525.jpg

国際フェア③_525.jpg

国際フェア④_525.jpg

国際フェア⑤_525.jpg