極東連邦大学から研修生を受け入れました

東海大学では4月1日から7月27日まで、ロシア・極東連邦大学(FEFU)からの研修生として東洋学部3年のアリョナ・シェムチュクさんを受け入れました。文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」に採択され、FEFUなどと連携して本学が進めている「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成―主に極東地域の経済発展を目的として―」にもとづく交換留学プログラムとして行ったものです。

シェムチュクさんは滞在中、国際教育センター別科日本語研修課程で日本語の授業を受けながら日本語開講科目「流通経済論」、「日本の政治事情」「日本の歴史と文化」などを履修。また、各国からの留学生とともに国際教育部門の英語開講科目「Japanese Studies Speciality Project」や「International Relations」などを受講し、日本語能力を向上させつつ、日本の政治や社会、医療制度、国際情勢などについても学びました。さらに滞在中には、近隣の小学校を訪問してロシアの文化や社会を紹介し、児童たちと交流したほか、歌舞伎などの伝統文化にも触れました。

「FEFU国際センターのスタッフから勧められて応募しましたが、日本語能力も飛躍的に向上し、日本人への理解が深まるなど、すべてがよかったと感じられるプログラムでした。また授業では、これまで接したことのなかったアラビア人の学生と語り合い、互いの文化や社会への理解を深めたり、ハワイの歴史について細かく知ったりする機会があったことで私自身の視野も大きく広がったと思います。湘南キャンパスは刺激の多い都会の学校と違って自然にあふれており、リラックスしながら集中的に学ぶことができるのがよいと感じました。またもう一度東海大に留学し、日本語力をさらに高めるとともに日本人の学生とも交流したい」と話していました。

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