スペイン語研究室が講演会「コーヒーを通じて世界を知ろう!」を開催しました

国際教育センターのスペイン語研究室では7月5日に湘南キャンパス1号館のGlobal AGORAで、特別講演会「コーヒーを通じて世界を知ろう!」を開催しました。コーヒー豆の生産地が多い中南米諸国がスペイン語圏であることから、スペイン語を学ぶ学生に各地域の情勢や労働環境、コーヒー豆の生産・加工過程等を学んでもらうことを目的としたもの。コーヒー豆の輸入、自家焙煎、販売を行うTERA COFFEE and ROASTERのオーナーである寺嶋典孝さんを講師に招いて実施し、45名の学生が参加しました。

一般企業に10年以上勤めて開業資金を貯め、15年前にTERA COFFEE and ROASTERをオープンさせた寺嶋さんは、それまでの道のりや、調査して回った国内外のコーヒーショップの様子、世界中に展開している大手カフェチェーンの歴史など、ビジネスの視点で解説しました。また、「現在コーヒーを生産している約60の国は、赤道直下の北緯25度、南緯25度に囲まれた場所にあり、この地域は『コーヒーベルト』と呼ばれています。生産量1位はブラジルで、ほかにも中南米諸国を中心に多く生産されています」と紹介。一方で、「治安の悪い国では、コーヒー農園の入り口に銃を持った警備の人が立っていることが多く、オーナーと労働者とでは入り口が違うところもあります」と、中南米諸国の労働環境を紹介する場面もありました。また、スペイン語を学ぶ学生たちに、諸外国のカフェ文化やコーヒーの飲み方を紹介し、「コーヒーの飲み方は国によって異なります。皆さんもさまざまな国に行き、多様な価値観を学んでください」と語りかけました。

参加した学生からは、「自分はコーヒーが飲めないけれど、中南米諸国の情勢や各国の文化を学ぶことができ、とても興味深い講演会でした」「コーヒーでこんなに世界が広がるんだと驚きました。私ももっと視野を広げて人生を楽しみたいと思いました」といった感想が聞かれました。

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