南米の大学生を対象にした短期研修プログラムを実施しました

7月4日と7月9日に湘南キャンパスで、ブラジルやペルーなど南米7カ国の学生20名を対象にした短期研修プログラムを実施しました。国際協力機構が南米における日系人社会を担う人材を日本に招聘し、日本との関係強化や移住先社会の発展に貢献できる人材の育成を目的に実施している「日系社会次世代育成研修(大学生招へいプログラム)」に協力したものです。本学では2015年と17年にも同プログラムに協力しており、今回が3回目となります。

4日には、午前中に本学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームの活動を視察した後、政治経済学部経営学科の遠藤誠二教授によるサービスの労働生産性に関する授業を受講。日本と南米諸国のサービス分野の違いや特徴を日本人学生と議論し、結果を発表しました。また、教養学部国際学科の小貫大輔教授の授業では、各国の学生がクイズ形式でそれぞれの国の文化を紹介するワークショップを行いました。

9日には午前中に、NPO法人JUDOsの協力で柔道を体験。柔道部の光本健次師範の指導で基本的な動作などを学び、その後は日本語の授業も体験しました。午後からは、大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期1年の寺薗佑介さんが指導役を務め、ゲームを取り入れて各国語を学ぶプログラムを開発するグループワークに挑戦。さらに小貫教授による授業では、研修学生が南米各国の文化や資源を紹介しました。

プログラムの最後には、本学の学生と研修学生による交流会も実施。参加した市原ラベロ・ダニエルさん(CESUPA大学経営学部経営学科2年)は、「日本人の学生たちと数多くの交流の機会があり、日本の文化やライフスタイルを学ぶことができました。祖母が静岡県の出身で、幼少期の話を聞く機会も多かっただけに、常に日本のことは気になっていました。こうした機会に参加できたことをとてもうれしく思います。日本の素晴らしさやよさをもっと学びたいと思うようになりました」と話していました。

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