イランの大学院生を対象にした短期研修プログラムを実施しました

東海大学では11月12日から22日まで、イランで国際関係を学ぶ大学院生を対象にした短期研修プログラムを湘南キャンパスで実施しました。同プログラムは笹川平和財団と協力して毎年実施しているもので、今年は10名が参加しました。

15日には都内で、笹川平和財団と本学のスタッフがそれぞれの活動を紹介した後、観光学部生との意見交換会を実施。両国の文化や日ごろ学んでいる専門分野などについて語りました。16日には湘南キャンパス1号館のGlobal AGORAで、本学の教員らによる特別講義を開きました。政治経済学部の藤巻裕之准教授が、「戦後日本の政治外交」と題して各国との外交の歴史を解説したほか、古代イラン誌を専門とする文化社会学部アジア学科の春田晴郎教授が、イランと日本の歴史的建造物やその時代背景を紹介。続いて、藤巻准教授と本学に留学している中東諸国の留学生10名が加わり、日ごろの学生生活や来日後に印象的だったエピソードなどを語り合いました。講義終了後には修了式を行い、国際教育センターの山本佳男所長から一人ひとりに修了証が手渡されました。参加したイランの大学院生は、「日本の学生と交流することで、自分たちの考えをリフレッシュすることができました。アジアの未来を築いていく中で、両国の関係は今後とても重要になっていくと感じました」と振り返ります。

また期間中は、外務省職員や国会議員との懇談会が行われたほか、観光学部生の案内で都内各所を訪問しました。引率したイラン国際関係学院のメフディ・ファクヘリ教授は、「今回のプログラムでは、アカデミックな部分で両国の関係を強化することができました。国際社会の中でアジアとしてプレゼンスを高めていくために、東アジアの日本と西アジアのイランが、今後どのように協力していくべきかを考えるよい機会でした」と語っています。

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