教職員の異文化対応力を高める「おもてなし研修」を実施しました

東海大学では11月19、20日にオンラインで、教職員を対象にした「おもてなし研修」を実施しました。本学では43カ国から1100名をこえる留学生を受け入れるなど、教職員が留学生をはじめとする外国人と接する機会が増加していることから、グローバルユニバーシティーの教職員にふさわしい能力を磨く機会を設けることを目的として、グローバル推進室が企画しました。企業向けの接遇研修などを手掛けているANAビジネスソリューション株式会社の稲波純子氏を講師にとして迎え、両日で延べ50名が参加しました。

初日の研修では、接遇の基本となる「おもてなし」の概念やグローバル化、文化などの概念について受講しました。外国人に対して適切な接遇を表現するためには、英語で話す力だけでなく、相手国と自国の文化や習慣の知識を身につけ、直接表現されない相手国の考え方にも配慮しつつ接することが重要になることなどを学びました。続く20日には、ロールプレイを交えて「異文化対応力」を磨く実践編に臨み接遇を表現する方法として話をするトーンや表情に気を配る必要があることや、わかりやすい言葉で具体的に話し、相手が理解していることを確認しながら対応することを学びました。

参加者たちは、「グループワークを通しておもてなしの心で相手に接するときの自分の心の動きや気持ちの持ち方を知ることができました」「研修に参加したことで普段の自分の対応を見つめなおす良い機会になりました」「今後は、今回学んだことを実践に移し、大学に来た外国人の方たちに、『東海大学に来てよかった』と思っていただけるような対応を心がけたい」「今後のことを考え異文化対応について学べるよい機会と思い緊張しながら参加しましたが、講師のわかりやすい説明で知識を習得し、グループディスカッションで実際に実践することで理解が深まりました」と話していました。