医学部看護学科の杉村講師が伊勢原市子育て応援ボランティア養成講座の講師を務めました

医学部看護学科の杉村篤士講師が10月14日に、伊勢原市の子育て応援ボランティア養成講座の講師を務めました。この講座は、「ファミリー・サポート・センター支援会員」「子育てサポーター」のボランティア募集に当たり実施されたものです。同市役所において7日間・14講座が開かれ、杉村講師は「小児看護の基礎知識~子どもの身体的特徴と看護~」をテーマに講義しました。

杉村講師は初めに、子どものからだは発達途上にあり、成長に応じた看護が求められると指摘。続いて、発熱やけいれん、嘔吐、呼吸困難、アナフィラキシーといった「急性症状」や、外傷や誤飲・誤嚥、熱傷などの「事故」が起きた場合について、それぞれの症状や原因、判断基準、対応方法を、人形を用いた実技を交えながら解説しました。

最後に、「子どもの健康と安全を守るためには、体調の変化や事故が生じにくい環境を整えるとともに、体調不良のサインに気づくことが大切になります。子どもの一番の理解者であるご家族とコミュニケーションをとり、その子と楽しい時間を安全に過ごせる環境について模索してください。今回の講座が皆さんの子育て応援ボランティアの助けになればうれしいです」と語りかけました。参加者はメモを取りながら熱心に受講し、講義後には多くの質問が寄せられました。