医学部看護学科の学生が作成した平塚市民病院のイメージデザインが優秀賞に選ばれました

医学部看護学科4年次生の岡本結衣さんと鶴野美羽さんが作成した「平塚市民病院及び看護師のイメージデザイン」がこのほど優秀賞に選ばれました。同病院がノベルティグッズなどに使用するデザインを新しくするため、近隣の看護学生を対象に作品を募集したものです。平塚市と本学の提携事業の一環として初めて実施しました。

1月13日には同病院副看護部長の山中享子氏らが伊勢原校舎を訪れ、受賞した2名に謝礼の図書券を贈呈。「両作品とも、とても明るいイラストだと感じました。学生さんの自由な発想と柔軟なアイデアで作成してほしいと考えていましたが、期待どおりの絵を描いていただき大変うれしく思います。ご協力ありがとうございました」と語りかけました。

岡本さんと鶴野さんは、パンフレットやホームページで平塚市民病院について学び、イメージをふくらませてデザインした経緯を山中氏らに語り、「貴重な機会をいただき感謝いたします」とあいさつ。養護教諭を目指している岡本さんは、「平塚市の市民の花であるなでしこを取り入れ、病院の印象に合わせて明るい雰囲気に仕上げました。デザイン画の作成は初めてでしたが、イメージを形にするという経験ができてよかったです」と振り返りました。保健師の資格取得も目指す鶴野さんは、「“尊重と思いやり”という平塚市民病院看護部の理念を意識するとともに、男性の看護師が増えていることを考慮して男女のナースを描きました。市民病院の役割や地域医療について学ぶ機会にもなりました」と語りました。 本学科の今泉郷子学科長は、「最優秀賞には至りませんでしたが、学生たちはイラストを描くという特技を生かすとともに、看護師を多様な視点からとらえ直したり地域医療について調べたりして視野を広げることができたと思います。こうした形で地域とつながる機会をくださった平塚市民病院の皆さんに感謝いたします。学生たちにはこの経験を今後に生かしてほしいと願っています」と述べました。