C.A.P.が「2015年度学内パン販売」を実施しました

キャンパスストリートプロジェクト(C.A.P.)が、春セメスターの4月14日から7月2日と、秋セメスターの10月1日から12月17日の期間週2回、湘南キャンパスの1号館前と14号館前にて、社会福祉法人かながわ共同会秦野精華園(以下 精華園)と協力して「学内パン販売」を実施しました。精華園は市町村や地域社会資源と連携を図り、障害のある方々が暮らしやすい地域作りを目指すための支援施設として運営されています。精華園で製造されたパンを、精華園の利用者の方々とともに学内で販売をすることで、知的障害者の賃金の向上と、プロジェクトメンバーがマーケティングを学ぶ場として活用。メンバーは販売サポートを通じて、それらの個数や品目のデータを収集し、統計処理・分析を行うことで実践的な学習をしています。

精華園と本プロジェクトは共同で商品の開発を行っており、消費者に興味を持っていただけるような形やネーミングを考え、春セメスターでは6種類の新商品を販売しました。特に「青春メロンパン」「桜あんパン」「ベーコンポテトパン」「煮卵パン」の4種が人気でした。秋セメスターでは、「フレンチトースト」「鮭フレークとチーズのピザ」など5種類を販売し、中でも「ビーフシチューパン」は販売回数が多いにも関わらず毎回完売を達成することが出来ました。春セメスターと秋セメスター合わせて44回販売を行い、総売り上げが520,190円、平均売り上げが11,823円でした。昨年度と比較すると、総売り上げが82,973円、平均売り上げが1,886円上昇しました。

精華園職員の原田さんからは「各回の売り上げを維持して、販売を終えることが出来ました。特に新しく開発したパンは人気で、定番のパンと一緒にこれからも販売していきたいです」といった意見や、精華園の利用者の方からは「プロジェクトメンバーと、販売の合間にふれあえたこともとても有意義でした」という感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの木村春奈さん(文学部広報メディア学科2年次生)は「精華園の利用者の方に、お金の計算と釣銭の受け渡しを中心とした販売業務をしていただくことで、社会に出るための訓練の場を提供出来ました。私達も通りかかる方々に声を掛け、パンの魅力を伝えることで販売を盛り上げ、精華園の利用者の方々の賃金向上に向けたサポートが出来たと思います。今後も地域や学生のニーズを知り、更なる充実を目指していきたいです」と語りました。

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