環境キャラバン隊が「フードロスろす料理会」を開催しました

環境キャラバン隊が5月28日に湘南キャンパス9号館・工学部電気電子工学科のキッチンスタジオで、「フードロスろす料理会~一人暮らしの自炊でも食材を余らせない”コツ”を伝授!~」を開催しました。本企画は、”まだ食べられる食品を廃棄する「フードロス」について考えるとともに、食材を無駄なく食べきるためのコツを学んでもらう”ことを目的に、本学の学生を対象に実施したものです。当日は、フードロスに関する勉強会やグループワークのほか、家庭で残りがちな食パンを使った料理実習を行い、16名が参加しました。

はじめにプロジェクトメンバーが、農林水産省の統計資料などを示しながら、フードロスの定義や製造、流通、消費の各過程で廃棄される食品の量などについて解説しました。続いて、食パンの保存方法や1袋(6枚)を1週間で飽きずに食べきるためのメニューを紹介。冷蔵庫に残りがちな野菜や缶詰を使った『フルーツヨーグルトパン』と『パングラタン』を実際に作って試食しました。後半は、”フードロスを減らすために自分たちにできること”をテーマにグループディスカッションを実施。最後にプロジェクトメンバーが、自治体や企業が実施しているフードロスを減らす取り組みを紹介しました。

参加者は、「フードロスを減らすためには一人ひとりの心がけが大切だと思いました。食材は計画的に購入し、適切に保存してきちんと食べきるように工夫したい」「学校の調理実習以来、料理をしたことがありませんでした。簡単に作れることがわかったので自炊に挑戦したい」などと感想を話していました。

企画リーダーを務めた伊東玲奈さん(教養学部人間環境学科自然環境課程3年次生)は、「”自炊をしない””学食で食事を残す”など、周囲の学生を見ると、食生活だけでなくフードロスについての関心も低いと感じていました。昨年、全国大学生環境活動コンテスト(ecocon)の実行委員会と共同で開催したフードロスの勉強会『ECOクッキング』が好評だったので、本学の学生を対象に実施することを決めました」と開催の経緯を説明。「フードロスはもちろん、一人暮らしの学生に自炊を始めるきっかけを提供できたのではないかと思います」と振り返りました。また広報リーダーの染谷侑(たすけ)さん(同)は、「グループワークで活発な意見交換が行われているのを見て、フードロスについて真剣に考えてくれているという手応えを感じました。後輩たちには、ぜひこのイベントを継続してほしい」と語りました。

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