ユニークプロジェクト「熊本地域プロデュースプロジェクト」が南阿蘇村で「日本一長い流しそば」イベントを開催

熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「熊本地域プロデュースプロジェクト」が7月15日に、熊本県南阿蘇村の道の駅「あそ望の郷くぎの」に併設されたパークゴルフ場で地域活性化イベント「世界最大級のカルデラで! 日本一長い流しそばをしませんか?」を初めて開催しました。本プロジェクトは2012年に「地域の魅力を再発見、再発信」することを目的に始動。熊本県内各地で地域振興を目指した企画を実施してきたほか、フリーペーパーの発行などに取り組んでいます。

今回の催しは、熊本地震によって減少した南阿蘇村の観光客の増加と同地域の活性化を図ろうと、本プロジェクトのメンバーたちが地域住民らとともに企画しました。メンバーたちは、イベントに向け本学の阿蘇実習フィールドや村内の竹林に自生する「竹」でそばを流す樋(とい)を作成。南阿蘇村で生産された「そば」を用意してきました。樋は全長162.8mで、2018年7月9日現在の「日本一長い流しそば」の記録である鹿児島県志布志市立志布志中学校「おやじの会」による142m(出典元:日本一ネットhttps://www.nippon-1.net/)を超えて、日本一の長さを達成しました。

当日は、「あそ望の郷くぎの」を訪れた観光客や地域住民、親子連れなど約150名が来場。メンバーたちが樋の各所から村特産のそばやミニトマトを流すと、競うように箸を出してそばをすくい、猛暑の中で冷たいそばを楽しむ様子が見られました。来場者からは、「そうめんではなくそばを流すのは初めての体験」「なかなかうまくつかめず苦戦しましたが、楽しいイベントだと思いました」といった声が聞かれました。今回のイベントを中心になって企画した下川峻祐さん(経営学部観光ビジネス学科2年次生)は、「今回のイベントは観光交流人口の増加に加えて、竹林の整備も兼ねようと準備してきました。竹の伐採から加工にかけてはなれない作業であり、体力的にも厳しく感じることもありました。しかし、あそ望の郷や近隣にあるそば道場など、地域の皆さんの協力があって成功できたと思います」とコメント。プロジェクトリーダーの梶原壱太さん(同)は、「当日は想定していたより多くの方に来場していただき、用意していたそばも150食では足りず急きょ追加するほどの盛況となりました。今後も継続して開催し、来年度は樋の長さも200mを達成したい」と笑顔で語りました。

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