模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの打ち上げ競技大会「IWRC2018」を開催しました

チャレンジセンター「Tokai Dream Space Team」(TDST)が11月25日、湘南キャンパスで模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの打ち上げ競技大会「Intelligent Water Rocket Competiton(IWRC)2018」を開催しました。本企画は、”TDSTが若者に新たなことに挑戦し、かつ確実に目標を達成する力を楽しみながら身に付けてもらうこと”を目的とし、ITや宇宙関連企業などの協力を得て、2015年度から始めた取り組みで、今回が4回目の開催となります。今大会には、関東圏の中高生、大学生、社会人による12チーム(38名)が参加しており、各チームは9月からの説明会、開発講習会、安全講習会などを得て、独自の技術力を活かした模擬人工衛星搭載ペットボトルロケットの開発を進めてきました。

競技は、2~6名1組でチームを作り、マイクロコンピューターや電子回路を用いた模擬人工衛星搭載を搭載する全長約1mのペットボトルロケットを打ち上げるもので、加速度計測やパラシュート放出など、それぞれのチームが設定したミッションの達成度合い、チームのマネジメント能力、機体開発、打ち上げの安全性などの総合点で競いました。

参加者らは、「マイクロコンピューターや電子回路を用いて曲が流れるようにプログラムした」や「小型カメラをロケット内部に設置してケースの中のコーヒー豆の様子を録画できるように工夫した」、「ロケットが発射すると人形が放出するようなロケットを開発した」などそれぞれ自慢のロケットをアピールして大会へ挑みました。勢いよく発射されたロケットは、高さ25mを超えるチームもあり、パラシュートが開けば秋の紅葉色づく湘南キャンパスを舞いました。

同プロジェクト代表の牧遼平さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生)は、「このイベントを始めた3年前は、メンバーが3名しかいなかった。今大会では30名ほどのメンバーが集うようになった。今まで支えてきた先輩たちへ感謝するとともに、これからは後輩たちの活躍に期待したい。」と話した。

このプロジェクトは、「挑戦と高信頼性を同時に実現するものづくり」を目標に、今大会の「IWRC」のほか、小・中学生向けプログラミング教育イベント「わくわく宇宙探検」の企画・運営なども手掛けています。将来的には、本物の人工衛星を使った教育イベント実施を目指し、日々活動を続けています。

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