日露学長会議で山田清志学長が講演しました

9月16日にオンラインで開催された第6回日露学長会議(日露大学協会総会 ホスト校・新潟大学)で、本学の山田清志学長が講演しました。日露学長会議は日露の大学間の教育・研究交流の推進を目指して2009年から行われているものです。2016年12月に実施された日露首脳会談で安倍晋三首相(当時)とロシア・プーチン大統領の立ち合いの下、日露大学協会に係る合意文書が交換されたことを受けて日露大学協会が設立され、日本とロシアの高等教育機関における大学間交流の推進、学生交流の増加などを目的に、両国の高等教育機関が参画しています。

「“Promotion of Human Resource Development for Japan-Russia Economic Cooperation and Personnel Exchange」をテーマに行われた総会には、日本側から本学や北海道大学、新潟大学など29校、ロシア側からモスクワ国立総合大学や極東連邦大学など22大学から約130名が参加。本学からは山田学長をはじめ吉川直人副学長(国際担当)、語学教育センターの山本佳男所長、ユニバーシティービューローの山口滋ゼネラルマネージャー、ユニバーシティービューロー付のヤロスラヴァ・グラディシェヴァ助教ら教職員が出席しました。

総会では、モスクワ大のヴィクトル・サドーヴニチィ総長や北海道大学の寳金清博総長ら日露8大学の関係者が講演。サドーヴニチィ総長は、日露大学協会の今後の展望やモスクワ大が日本の大学と進めてきた教育連携の実績を紹介し、「これまで数多くのプログラムを実現できたのは、松前重義先生の貢献が大きい。先生に感謝と尊敬の言葉を送りたい」と語りました。

山田学長は、日露の教育連携における学生交流の重要性について講演しました。最初に、「国際連携による教育プログラムが日露間で数多く実現するようになっている現代では、プログラムを実現するだけでなく、その成果を分析することも重要になっている」と指摘。そのうで、タイやロシアの高等教育機関と連携し、50年以上にわたって人材育成に取り組んできたことを説明しました。

また近年の成果として、日露の大学生が参加して2018年度に実施した「ウラジオストク航海」と今年度予定されていた航海の代わりにオンラインで実施した「Online Summer School 2021」の事例を紹介。「ウラジオストク航海」では日露の学生が共同生活を送りながら学んだことで得た成長の様子などを披露しました。「Online Summer School」では、大学が的確なプログラムを立案し、プログラムを運営するとともに、学生同士が共通の認識をもって協力する環境を用意できれば、対面型のプログラム以上の成果を収め得ることを強調。「今回のオンラインプログラムは、国際連携の可能性を示すものになった。将来に向けたロシア、日本国内の大学と連携を推進していきたい」と語りました。

さらに、9月12、13日にオンラインで行われた日露学生会議に参加した学生の代表による成果発表や14、15日の学術フォーラムの成果報告も行われたほか、参加大学による共同声明の調印式も実施。持続可能な教育・研究の実現のために両国間の学術交流や専門教育プログラムの開発などをさらに推進していくことが合意されました。