「2018年度東海大学連合後援会研究助成金」の採択課題が決定しました

東海大学在学生保護者の団体である東海大学連合後援会による「2018年度東海大学連合後援会研究助成金」が公募され、審査の結果、「研究部門」4件、「地域連携部門」7件が採択されました。連合後援会研究助成金は、環境に関連した研究を支援することにより、東海大学の教育・研究の発展に寄与することを目的として2004年度から実施されています。今年度は、高等教育部門の中期運営方針として掲げる「地域連携」を推進するため、地域をキーワードに教育・研究を助成する「地域連携部門」を新設しています。

5月21日には、書類による一次審査を通過した代表者がプレゼンテーションする審査委員会が湘南キャンパスをメーン会場に、各キャンパスをテレビ会議でつないで実施されました。当日は、初めに連合後援会の二重作昌明会長が、「東海大のますますの発展のために、多くの先生方に研究に取り組んでいただき、今後もよりよい学生を育てられるよう期待しています」とあいさつ。続いて山田清志学長が、「今日は審査をすることが目的ですが、学内の先生方がどういったことを研究のテーマに掲げているのかを、我々も勉強させていただくいい機会だと思っています」と語りました。その後、「研究部門」5件、「地域連携部門」7件の代表者がプレゼンし、それぞれに山田学長ら審査員から多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

採択課題は以下の通りです。
【研究部門】
▽清水キャンパス 渡邉啓介准教授(海洋学部航海工学科海洋機械工学専攻)「Sky to Water沿岸域調査手法の検討」
▽熊本キャンパス 木下英樹講師(農学部バイオサイエンス学科)「乳酸菌で水質浄化!?〜乳酸菌を用いた水質改善技術の開発〜」
▽伊勢原キャンパス 寺山隼人准教授(医学部医学科基礎医学系生体構造機能学領域)「農薬の環境中濃度と健康影響 -ネオニコチノイド系農薬を中心に-」
▽湘南キャンパス 荒井堅太講師(理学部化学科)「インスリン製剤のマイクロ化学プラント構築に向けた基盤研究」

【地域連携部門】
▽湘南キャンパス 森真理准教授(健康学部健康マネジメント学科)「湘南キャンパスから “美味しい食育”発信プロジェクト~地域産品を利用した体験食育講座の企画実践活動~」
▽伊勢原キャンパス 竹下啓教授(医学部医学科基盤診療学系医療倫理学)「神奈川県湘南西部・県央地域の在宅と介護施設における医療・ケア提供者に対する臨床倫理支援体制の構築」
▽湘南キャンパス 篠原聰准教授(課程資格教育センター)「市民や自治体と共働した地域文化資源(屋外彫刻)に関する保存・活用の活性化事業」
▽高輪キャンパス 宇津圭祐准教授(情報通信学部通信ネットワーク工学科)「防災・減災・まち歩きアプリの利活用 による地域連携と防災教育への展開」
▽清水キャンパス 竹内真一教授(海洋学部環境社会学科)「駿河湾の「塩益」を利用した久能海岸の新規果樹産地形成に関する研究」
▽熊本キャンパス 山口浩准教授(九州教養教育センター)「南阿蘇村における薬用植物の栽培と薬効成分分析を基軸にした地域ブランド創生と産業活性化に関する研究」
▽湘南キャンパス 加藤仁美教授(工学部建築学科)「遠郊外戸建住宅地における多世代交流の居場所と空き家利活用」

連合後援会研究助成 (1)_341.jpg

連合後援会研究助成 (2)_341.jpg

連合後援会研究助成 (3)_341.jpg