ニコンインステックとの産学連携包括協定締結式と東海大学イメージング研究センターの内覧会を行いました

東海大学では8月9日に湘南キャンパス17号館ネクサスホールで、本学と株式会社ニコンインステックによる産学連携包括協定の締結式と、同協定に基づいて12号館1階に開設した「東海大学イメージング研究センター」の内覧会を行いました。本センターは、ニコン製の顕微鏡をはじめとした研究用バイオイメージング機器や製品開発に必要となる産業機器を備える本学では初の施設で、学内のみならず外部の研究者も利用できる産学連携型の研究拠点です。ニコンインステックと本学では、本センターを活用し産学連携による共同研究を積極的に推進していきます。

産学連携包括協定締結式には、ニコンインステックの木村高社長と本学の山田清志学長ら関係者が出席。はじめに吉田一也副学長(研究担当)が連携の経緯を説明した後、木村社長と山田学長が協定書に署名いたしました。山田学長は、産官学連携に積極的に取り組んできた本学の歴史と社会的ニーズが高まっている現状を紹介し、「新たな産学連携の形として多くの皆さまに活用され、そこから生み出される成果が地域社会に広く貢献すると確信しています」とあいさつ。続いて、株式会社ニコンの中村温巳執行役員(マイクロスコープ・ソリューション事業部長)が、「有益な装置はメーカーの技術や考えのみで決まるものではなく、研究者のニーズやトレンドを反映することが不可欠だと考えています。今後この施設で行われる研究は、新たな価値の創造や科学技術への貢献、人材育成への貢献を目指すもので、我々の目指す方向性とも合致したものです。本センターから多くの成果が発信されることを期待しています」と語りました。

また、報道陣や学内外の関係者に向けて、本学の教員とニコンインステックのスタッフがセンターの概要について説明。「センターに設置されるバイオ・産業事業製品を活用し、医学・理学・工学の連携を促進するとともに、新たなビジネスや研究の展開を目指す」と語りました。その後、センターの内覧会も行い、設置された機器の特徴や性能を紹介しました。

東海大学イメージング研究センター導入機器

株式会社ニコン製
共焦点レーザースキャン顕微鏡A1R
白色干渉顕微鏡BW-S507
X線/CTシステム(3D計測)XTH225ST
実体蛍光顕微鏡SMZ25
実体顕微鏡SMZ1270i
実体顕微鏡SMZ745T
細胞チェック用倒立顕微鏡Ts2
細胞チェック用倒立蛍光顕微鏡Ts2R
正立蛍光顕微鏡Ni
全反射顕微鏡TIRF

日本電子株式会社製
卓上電子顕微鏡JCM-6000(EDS付属)

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