東京都市大学と包括協定による機器利用説明会を開催しました

研究推進部では湘南キャンパスで9月25日に、「東京都市大学と包括協定による機器利用説明会」を開催しました。東京都市大学と本学が今年5月に締結した研究交流に関する包括協定に基づいて初めて実施したものです。本学技術共同管理室と東京都市大のナノテクノロジー研究推進センターは、いずれも文部科学省の「先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)」の採択を受けており、説明会は研究施設・設備の相互利用促進に向けた取り組みとして企画しました。

当日は学生や教職員約20名が出席。東京都市大からは工学部電気電子工学科の澤野憲太郎教授とナノテクノロジー研究推進センターの浜村尚樹技術員が来学しました。説明会では浜村技術員が利用手順や同センターにあるX線光電子分光分析装置や走査型電子顕微鏡、透過電子顕微鏡などの特徴を説明。また、澤野教授が総合研究所にあるイオン注入装置やプラズマCVD装置といった加工用機器について紹介しました。説明会終了後には、さっそく利用を希望する研究者が澤野教授や浜村技術員と情報交換する姿も見られました。

技術共同管理室では、「この取り組みは、両大学が持つ研究設備のさらなる有効活用につながることはもちろん、研究設備や機器の共同利用を通して、両大学の研究者や学生同士が研究の現場レベルで交流するきっかけにもなると期待しています。また、本学の技術共同管理室の技術員は機械、物理、化学系に強い一方、東京都市大のナノテクノロジー研究推進センターは電気・電子、材料系に精通した技術員が多いことから、人材交流や情報交換によって研究支援体制も強化できると考えています」と話しています。

なお今後は、技術共同管理室が持つ機器の説明会を東京都市大でも開催するなど、交流と連携を深めていく予定です。

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