稲津 敏行/イナヅ トシユキ

Toshiyuki Inazu

教授

学位:
理学博士

主要授業担当科目

  • 有機反応化学
  • 応用化学実験1
  • 生物有機化学
  • 天然物化学特論
  • 有機化学特論
  • 化学時事

専門分野

  • 有機合成化学
  • 生物有機化学
  • 糖鎖有機化学

現在の研究課題

  • 複合糖質の合成法と評価法の開発
  • フルオラス合成法の開発と応用
  • 自己集積型分子の創出とその機能
  • 研究内容

    従来のように大量の試薬や溶剤を使用する化学から、スケールダウンを目指した効率

    の高い有機合成法、リサイクル可能な有機合成化学、水中での有機合成など全く新しい

    有機化学が求められている。我々は、グリーンケミストリーの1分野として注目されて

    いるフルオラス合成という新規概念に基づき、環境にやさしい反応試薬や合成反応のデ

    ザインと利用法の研究を行っている。

     また、タンパク質、核酸に次ぐ、第3の鎖として生体内で重要な役割を担っている糖

    鎖に注目し、糖ペプチドなどの糖鎖複合体の合成法を確立する研究を行っています。こ

    れらの技術は、インフルエンザや大腸菌O-157などの感染症の診断や治療、ガンの撲滅や

    ステム細胞の分化の制御などといった夢の技術の創出に繋がるものとして期待されてい

    ます。こうした糖鎖工学に有機化学から挑戦する「ケミカルグライコバイオロジー」の

    実践を目指しています。

     また、自己集積型分子による超分子の創出とその機能を用いた“新しい化学”の創出を

    目標に研究を進めています。

    所属学会

    日本化学会

    日本薬学会

    日本農芸化学会

    有機合成化学協会

    高分子学会

    日本糖質学会

    日本ペプチド学会

    FCCA

    コンビナトリアル研究会

    シクロデキストリン学会

    入学をお考えの皆様へメッセージ

    有機化学に限らず、先人の知恵により体系化された学問を勉強するのと異なり、真のサ

    イエンスは、未知なる世界との対話です。フラスコの中で起こる人類が初めて遭遇する現

    象を手にするのは、これから化学を志すみなさんです。将に、「未知との遭遇」を自分自

    身の手で毎日のように経験できるのです。

     そんなサイエンスの世界へ飛び込んでみませんか?そこには、経験したことのない素晴

    らしい世界が広がっています。さあ、次はあなたの番です!

    主な論文・著書

    • 1)H. Manya, ・・・・Y. Suzuki, ・・・・, T. Inazu, ・・・・, T. Endo, and P. Guicheney, “Protein O-mannosyltransferase activities in lymphoblasts from patients with α- dystroglycanopathies,”Neuromuscul. Disord., 18, 45-51(2008).
    • 2) H. Manya, T. Suzuki, K. Akasaka-Manya, H.-K. Ishida, M. Mizuno, Y. Suzuki, T. Inazu, N. Dohmae, and T. Endo, “Regulation of Mammalian Protein O- Mannosylation : PREFERENTIAL AMINO ACID SEQUENCE FOR O-MANNOSE MODIFICATION,” J. Biol. Chem., 282,20200-20206(2007).
    • 3) H. Takaku, J. Sato, H-K. Ishida, T. Inazu, H. Ishida, and M. Kiso, “A Chemical Synthesis of UDP-LacNAc and Its Regioisomer for Finding Oligosaccharide Transferases’,”Glycoconj. J., 23, 565-573(2006).
    • 4) M. Mizuno, K. Goto, T. Miura, and T. Inazu, “Rapid Oligosaccharide and Peptide Syntheses on a Recyclable Fluorous Support,”QSAR Comb. Sci., 25(8), 742-752(2006).
    • 5) K. Haneda, M. Takeuchi, M. Tagashira, T. Inazu, et al, “Chemo- enzymatic Synthesis of Eel Calcitonin Glycosylated at Two Sites with the Same and Different Carbohydrate Structures,”Carbohydr. Res., 341, 181-190(2006).

    メールアドレス

    inz@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp

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