石井 恭正/イシイ タカマサ

Takamasa Ishii

准教授

学位:
博士(医学)

主要授業担当科目

  • 医学英語
  • 分子と細胞の医学
  • 医科学研究序論特講
  • 分子細胞生物学特講
  • 老年医学総論1

専門分野

  • 生化学
  • 病態生理学
  • 老年学

現在の研究課題

  • 老化の分子生理基盤の解明
  • 酸化ストレスに対する生体応答機構の解明
  • DNA複製ストレスの機序解明
  • 研究内容

    生体を取り巻く環境(外部環境)は常に変化し、その影響を受けながらも体内環境(内部環境)は常に一定に保たれ、細胞は安定した生命活動を維持している。この恒常性(ホメオスタシス)を脅かす原因(ストレッサー)は、外部環境のみならず、生活習慣や加齢に依存して内部環境にも現れる。ストレスとは、ホメオスタシスが脅かされ、生体応答のバランスが変調(変容)した状態をいう。この状態から回復しようと、生体ではさまざまなストレス反応が幾重にも起こる。

    我々は、老年学あるいは病態生理学の分野において、40年近い歳月を掛け、1968年にデンハム・ハーマン博士が提唱した「老化のフリーラジカル説」の証明に尽力している。内部環境に現れるストレッサーに焦点を当て、細胞内で生じる酸化ストレスの発生機構から、その影響によるストレス反応(レドックス制御)に至る生体応答機構の全容解明に貢献している。近年、細胞内で生じた酸化ストレスがどのように核内DNA変異を誘発するのか、エネルギー代謝異常を切り口に研究を推進し、老化のフリーラジカル説とDNA(損傷修復異常)複製ストレス説の相関を分子レベルで証明するために尽力している。

    所属学会

    日本癌学会

    日本生化学会

    日本放射線影響学会

    日本基礎老化学会(理事・国際交流委員会委員長・編集委員)

    日本ミトコンドリア学会(評議員)

    日本酸化ストレス学会(関東支部会世話人)

    主な論文・著書

    • Ishii T., et al. Endogenous reactive oxygen species cause astrocyte defects and neuronal dysfunctions in the hippocampus: a new model for aging brain. (2017) Aging Cell 16:39-51.
    • Ishii T., et al. Genetically induced oxidative stress in mice causes thrombocytosis, splenomegaly and placental angiodysplasia that leads to recurrent abortion. (2014) Redox Biology 2: 679-685.
    • Ishii T., et al. Model animals for the study of oxidative stress from complex II. (2013) Biochim. Biophys. Acta. 1827: 588-597.
    • Ishii T., et al. Mitochondrial reactive oxygen species generation by the SDHC V69E mutation causes low birth weight and neonatal growth retardation. (2011) Mitochondrion 11: 155-165.
    • Ishii T., et al. A mutation in the SDHC gene of complex II increases oxidative stress, resulting in apoptosis and tumorigenesis. (2005) Cancer Res. 65: 203-209

    メールアドレス

    ishiit@tokai.ac.jp

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