キックボクシング部が全日本学生キックボクシング選手権大会で3年ぶり14回目の団体優勝を果たしました

湘南校舎で活動するキックボクシング部が、11月26日に東京都・後楽園ホールで開かれた「連盟創立50周年記念 第91回全日本学生キックボクシング選手権大会&UKFチャンピオントーナメント2022決勝戦」に出場し、3年ぶり14回目の団体優勝を果たしました。全日本学生キックボクシング連盟(UKF)が主催する同大会の団体戦は、各大学で勝ち点の高い上位3選手の合計ポイントで順位が決まります。同部からは、9月から始まった予選を勝ち抜いた主将の上山斗樹選手(政治経済学部2年次生)がバンダム級チャンピオントーナメントに、7名の学生が大学交流戦に出場しました。

トーナメントでは、上山選手がバンタム級の決勝戦に進み、1ラウンド開始1分で相手のダウンを取ると、3ラウンドには膝蹴りを決めてテクニカルノックアウト(TKO)で勝利。堂々のチャンピオンに輝きました。交流戦では、大学デビュー戦となった遠藤泰斗選手(法学部3年次生)がライト級に出場。パンチとキックを上手く使い分けて判定で勝利し、同大会の個人賞の1つである技能賞を獲得しました。同じくライト級に出場した飯島幸輝選手(政治経済学部2年次生)と鈴木勇希選手(文化社会学部2年次生)は、果敢に攻めたものの判定負けを喫しました。また、今塩屋秀太選手(政治経済学部2年次生)は、ライトヘビー級で最終ラウンドに右フックでダウンを取り判定勝利。フェザー級の小林佳意選手(体育学部2年次生)は最終ラウンドで途中負傷により判定負けしたものの、香田龍一郎選手(法学部3年次生)が自分のペースを崩さずに戦い抜き、ドロー判定となりました。団体戦は上山選手と遠藤選手、今塩屋秀太選手の勝ち点合計点から優勝に輝きました。

上山選手は、「会場にいる誰よりもトレーニングを積んできたという自負があったので、負ける気は一切しませんでした。また、主将として部員たちに相手をKOする姿を見せられてよかった。今後はプロを目指して活動していくので、強みを伸ばして弱みを改善していきたい」と語り、遠藤選手は、「日々の練習の成果を十分に発揮することができたからこそ、技能賞に選んでいただけたのではないかと思います。まだまだ上がいるので、今回の試合で得た経験を糧にさらに練習に励んでいきます」と意気込みました。また、今塩屋選手は、「団体優勝に貢献できてとてもうれしいです。多くの課題が見つかる試合でもあったので、改善して毎試合成長を見せられるような試合をしていきたい」と意欲を見せていました。

さまざまな学部学科のメンバー24名で構成される同部は、自主練習日1日を含む週3回活動。大会に出場する選手は、都内のキックボクシングジムに足を運び、プロ選手とのスパーリングなど厳しいトレーニングを重ねて腕を磨いてきました。上山選手は、「『最強というよりは最高のチーム』をモットーに、部員が学年関係なく気さくにコミュニケーションをとり、楽しんで部活に取り組める環境づくりを意識してきました。来年度も出場する選手が多いので、さらに強くなって連覇を目指します」と次大会への意気込みを語っていました。