マイクロ・ナノ研究開発センター第10回講演会で工学部の橋本教授が講演しました

2015年07月09日

本学社会連携イノベーションセンターに設置しているマイクロ・ナノ研究開発センターの第10回講演会「イブニングセミナーvol.3 大学院生からプロ教員への道のり~若手研究者へのメッセージ」を7月3日、湘南キャンパス12号館の同センターで開催しました。文部科学省の平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択されている本学のプロジェクト「高分子超薄膜から創成する次世代医用技術」の研究拠点である本センターでは、さまざまな分野の研究者間コミュニケーションの活性化に寄与し、新たな研究テーマや価値を生み出していける場を目指し、学内外の講師によるセミナーや講演会を開催しています。

今回は、工学部機械工学科の橋本巨教授が講師を担当。2月のイブニングセミナーvol.1、4月の同vol.2に続いて、早稲田大学大学院理工学研究科在学時から取り組んできた研究や本学の教員として勤務しながら、国内外の学会や研究活動において残してきた実績について語りました。参加した本学の若手教員や研究者を志す大学院生ら約40名を前に橋本教授は、20代から30代にかけての大学教員に求められる産学連携や国際学会への志向性の大切さについて力説。早大大学院時代に「乱流潤滑理論に関する研究」について英語で論文を執筆し、海外の学会誌に掲載された経緯から自らの研究者生活を振り返り、国際学会で海外の研究者らと交流を深めたエピソードを披露しました。

また、流体潤滑基礎理論からトライボロジー機器設計への応用展開、ウェブハンドリングの基礎理論とその応用展開、生物の動きを機械的に再現するバイオミメティクス研究といったこれまで手掛けてきた多彩な研究テーマと学会賞の受賞などの成果を振り返るとともに、「どのような研究についても必ず実験で検証することが重要です。自らが立てた理論に対して数値が合わなければ必ず繰り返し実験する」と研究者生活における心がけを語りました。また、企業との産学連携の重要性について、「論文のための論文ではなく、企業というパートナーとともに社会における実用化を考えることで成果につながります」とアドバイスしました。講演後の質疑応答では、数多くの実績を残してきた橋本教授から今後の研究者生活の充実に向けたヒントを得ようと、参加者から熱心な質問が次々と寄せられました。

一覧へ戻る