松前武道センター

施設概要

東海大学松前武道センター(現ウィーン市立松前武道センター)は、日本の武道への関心が国際的に高まる中で、柔道、剣道など武道の普及とスポーツ、文化交流を通じて国際的な友好・親善に貢献することを目的として1984年、オーストリアのウィーン市に開設されました。

本学園の創設者・松前重義博士は、スポーツが国境、人種、言語という障壁を越えて、人間が触れ合い、互いに理解し合うという国際交流に欠かせぬ重要な活動の1つであると高く評価し、その推進に努力しました。この松前博士の理念に共鳴したウィーン市の全面的協力のもとに、その理念を実現する為の、ヨーロッパにおけるスポーツ交流の拠点として建設されたのがこの武道センターです。

八角形の日本式屋根を特徴とする本センターは、ヨーロッパの文化、芸術の中心地である国際都市ウィーンにおいて、スポーツと文化活動の新しい殿堂として様々な活動を展開しています。

また、柔道や剣道、空手等、武道のオーストリア国内はもとよりヨーロッパ諸国をはじめとする国際的な大会や、トレーニングに使用されているだけでなく、バレーボール、バスケットボールなど各種室内競技の練習や試合等にも使用されており、ヨーロッパにおける国際スポーツ施設としての評価が年々高まってきています。また刺繍展、日本舞踊等の日本文化紹介や、武道フォーラム等の各種学術シンポジウムなどの開催も行っています。

本学は2007年に同センターの管理・運営をウィーン市に移管しましたが、引き続き同市との関係を維持し、その活発な活動を支援するために施設内に東海大学ウィーンオフィスを置いています。