施設概要
国際教育センターは、本学のグローバル化を実現するため、日本人と海外からの留学生を対象にした語学教育をはじめ、海外派遣留学プログラムや各国の学生に向けた短期研修受け入れといった教育プログラムの企画・運営などを担当しています。本学は創立以来「人間と科学技術の調和を基調とし、教育と研究を通した世界平和実現に向けた活動」に取り組んでおり、本センターはその目標に向けて教育を核とした国際交流・グローバル化を推進すべく、2016年に4つの部門:英語教育部門、国際言語教育部門、国際教育部門、留学生支援教育部門、およびセンター事務室の5つの協力体制で構成されることになりました。
英語教育部門では、1・2年次の英語必修科目を運営するほか、全学生を対象に多様な英語選択科目を提供しています。また、英語スピーチ・コンテストやライティング・コンテストの開催、言語・学習相談室での学習指導などを通じ、学生の英語力アップをサポートしています。
国際言語教育部門では、6言語(中国語・フランス語・ドイツ語・韓国語・ロシア語・スペイン語)の入門・初級・中級・上級など様々なレベルの授業を提供しています。したがって、学生は自分の興味やレベルに合った科目を自由に学ぶことができます。これらの言語の受講生は、学外の全国規模のスピーチ大会で優秀な成績を収めたり、就職に活かしたりするなどの実績を上げています。国際言語教育部門では、その他、イタリア語・インドネシア語・タイ語などの授業も開講しています。
国際教育部門では、東海大学の全ての学生にむけて、「現代の世界と日本」の諸相を学ぶことができる「グローバルジャパニーズスタディーズ副専攻」を開講しています。この副専攻では、国際社会で通用する人材を育成するために、全ての授業を主に英語で行っています。将来、海外への留学やグローバルな企業で働くことを考えている学生にとっては、英語力向上のみならず、自ら積極的に物事を発信する「主体的・対話的で深い学び」が得られるのも、この副専攻の大きな特徴です。また、休暇期間を利用した集中講義や多様な外部機関と連携した課外教育の実施など、教室で学んだことを活かし、座学を越えた実際の現場で自ら主体的に様々な体験をすることで、「生きた知識と経験」の習得を目指します。海外留学の促進や、留学生数の増加に合わせた授業の展開、「英語を学ぶこと」ではなく「英語で学ぶこと」の授業プログラムの構築にも取り組んでいます。「グローバルな世界を見据えながら、日本を理解し、自ら発信する」国際教育部門は、時代に即しながらもユニークな国際教育を行っています。
留学生支援教育部門では、本学への進学を目指す留学生を対象にした「別科日本語研修課程」、協定先からの交換留学生を対象にした「日本語教育特別講座」、本学の学部留学生を対象にした「留学生課程」を担当しています。日本トップレベルの日本語教育を展開しているほか、「日本語教育法副専攻」や日本語教師を目指す学生向けの「日本語教育学特定プログラム」も開講しています。
本センターでは今後も、カリキュラムの充実や、日本人も留学生も快適に学べる環境の整備に取り組み、大学のグローバル化推進に貢献していきます。