東海大学では建学以来、文理融合の教育理念を推進してきました。2001年度からは新たな教育プログラム「東海大学型リベラルアーツ教育」を導入。その目的は、現代社会で必要とされる現代教養教育を行うことにあります。
つまり、「現代市民として身につけるべき教養」についての教育を目指しています。本学では高度な専門知識を身につけるだけで満足するのではなく、それらを人々の幸福や平和のために有効活用することで、真の意味での「教養」が実現できるものだと考えています。
1年次 現代教養科目
社会がかかえる問題の解決に向けて専門を生かすための土台をつくる
基礎教養科目と発展教養科目を必修科目とし、専門を学ぶ上での基礎を築きます。社会や時代の変化に伴う課題を見極め、課題解決のために行動することの重要性を学びます。
1年次 英語科目
一人ひとりの習熟度に合わせた授業で英語力と国際的な感覚を身につける
グローバル化が加速する現代社会で必須なのは、英語によるコミュニケーション力と国際な視野。これらの獲得を目標に、「英語リスニング&スピーキング」「英語リーディング&ライティグ」のスキルを段階的に習得できるように実践的な授業を全学部の必修科目(2科目)とし展開しています。クラスはレベル別に編成されるので、個々の習熟度に合わせた効率的な学習が可能です。
2年次 現代文明論
自らの発想を広げ、意欲を高める、全学生必修の総合的な科目
学生一人ひとりに未来を拓くための展望を持つことの大切さを自覚させ、目的意識を育むきっかけを提供する総合的な科目です。専門の異なる複数の教員がリレー形式で行う講義で、人類の歴史や世界への理解を深めながら、社会のあり方を考えていきます。半世紀以上前から開講されており、東海大学の教育理念を具現化した科目といえるでしょう。 自らの思想を培い、未来を拓く意欲や自信を身につけるために全学生が必修科目として学びます。
1〜4年次 主専攻科目(専門科目)
4年間を通して段階的に学び学士としての専門知識を獲得する
学科の専門科目です。大学で専門分野を修めるためには、順序立てた学修を行い、しっかりした土台の上に高度な専門知識を積みあげていくことが大切です。そのため、高校と大学との橋渡しを行う初年次教育科目から卒業論文・卒業研究までの全ての科目にグレードを設定し、授業内容のレベルと自分の学修状況とを照らしながら段階的に学べるようしています。また、知識をしっかり身につけるため、授業は教室で行う講義だけではなく、実験・実習や演習、フィールドワーク、ゼミナールなど多彩な形態で行われます。必修科目のほかに多くの選択科目が開講されていますので、興味がある内容や分野を自由に掘り下げて学ぶことができます。
1〜4年次 自己学修科目
1 副専攻科目で将来の可能性を広げる
体系立てた知識の習得を目指す人には、副専攻として40以上のコースを用意しています。コースごとに指定16単位以上を修得すると「副専攻」として認定され、就職活動などで利用できる成績証明書にも記載されます。主専攻の学びを生かす副専攻の履修は、実社会に出た後も人生を豊かに彩ります。
主専攻科目 + 副専攻科目
副専攻の例(抜粋)
比較思想副専攻/観光学副専攻/食品と生命の科学副専攻/心理学副専攻/農学副専攻/データサイエンス副専攻/スペイン語副専攻
2 他学部・他学科・センターの科目を履修
興味ある分野の科目を学部・学科にとらわれずに選択できる、自由度の高い学びの仕組みを設けています。多様な知識と複眼的な思考力は、社会でも役立ちます。
主専攻科目 + 他学部・他学科・センター科目
3 自学科で専門性を深める
自分の専門分野の知識を高めるため、「主専攻科目」を76単位以上履修する履修モデルです。この学習方法は企業の専門職を目指す場合や、各分野の資格取得にも大いに役立っています。
主専攻科目 + 主専攻科目