健康科学部が今年度第2回のFD研修会を開催しました

2017年02月13日

健康科学部では2月3日に伊勢原キャンパスで、今年度の第2回となるFD研修会を開催しました。この研修会は、より効果的な授業方法を研究して教育力の向上を図ることを目指し、本学部FD委員会が定期的に開いているものです。今回は、「講義科目の展開における自主的学習を促す仕掛け(第2弾)」として、看護学科の石井美里准教授と社会福祉学科の渡邊祐紀講師が講演。本学部の教員ら約30名が参加しました。

はじめにFD委員長の岡部明子准教授が、「第1回では外部から講師を招き、講義形式による教授法の長所や工夫などについて総論を学び、討議しました。今回は、学部内の2名の先生から学生の興味や自主的な学びを促す授業のアイデアなどについてご紹介をいただき、よりよい授業をつくるための工夫をグループワークにて共有したいと思います」と趣旨を説明しました。

渡邊講師は、学生自身が学びのテーマや方法を決定し、成果を評価する「アンドラゴジー(自己決定型学習)」の考え方を紹介し、「自己教育力」の重要性を指摘。レポートの構成にあたりフローチャートを作成させて思考過程を俯瞰させるなど、学生の理論的思考や批判的思考を育てるための具体的な取り組みについて説明しました。母性看護学が専門の石井准教授は、学生たちに自分の母子手帳を確認させるといった、妊娠や出産に関心の低い学生に興味を持たせるための働きかけや、助産師でもある教員らが看護の現場で体験したさまざまな成功例や失敗例を伝え、「自分ならどうするか」を考えさせる授業の実践の意図と工夫について紹介しました。

グループワークでは、授業中とその前後に行っている工夫と今後取り入れたいアイデアをそれぞれ討議。「授業内容を詳細に記したシラバスを配布し、事前に課題を出して自主学習を促す」「学生の反応を次回の授業に反映させる」「学生が自ら問題を発見し解決していくPBL((Problem Based Learning)を活用する」「学生同士で学びの成果を評価させる」など、さまざまな意見が出されました。最後に沓澤智子学部長が登壇し、「アクティブラーニングやICT(Information and Communication Technology)教育といったさまざまな手法が注目されていますが、学部や学科の教育目標や特性を踏まえた上で、それらの導入や組み合わせを考えていくことが大切だと思います。今後もよりよい授業のために勉強を続けていきましょう」と結びました。また、FD委員会がまとめた、「教員活動情報システム」に入力されている授業の工夫に関する資料が配付され、今後の授業を展開する上での参考にしてほしいとの提示がなされました。

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