メイヨクリニック看護師3名を迎え、講演会と交流会を実施しました

2015年11月12日

健康科学部看護学科では10月30日に伊勢原キャンパスで、アメリカのメイヨクリニックから看護師3名を迎えて講演会や交流会を実施しました。本学科では国際性のある看護職を養成するための教育の一環として、先進的な医療で世界的に有名なメイヨクリニックと1995年から交流を継続。毎年春には、選択科目の「国際看護演習B:メイヨ」を履修する学生が同クリニックで研修を実施し、また秋には看護師を迎え、幅広い文化・学術交流を行っています。今回は、救急看護のスーザン・コラー氏、糖尿病専門看護師のクリス・ピアソン氏、小児看護のマーク・ベクウェル氏が来訪し、講演会や医学部付属病院の見学会、ウェルカム・パーティーなどで学生や大学院生、教職員と交流しました。

午前中はベクウェル氏が「緩和ケア:ケアへの包括的アプローチ」と題して学部生を対象に講演し、約60名が聴講しました。ベクウェル氏は緩和ケアの意義や看護師の役割、同クリニックでの実践などについてスライドを用いて説明。最後に、「皆さんは医療をよりよい方向へと変えていく力を持っています。常に好奇心を持って新しいことを学ぶ姿勢を持ち続けてください」とエールを送りました。またピアソン氏は、「今、学んでいることを基盤にして経験を積み重ねながら、何が患者のためになるのかをさまざまな角度から考え、よりよい方法を決定する能力を高めていくことが大切です」とアドバイス。コラー氏は、あえて不得意な分野を選んでキャリアを積んだ自身の経験を紹介し、「重要なのは、患者さんのケアの向上のために必要な情報や手段をたくさん知っておくことです」と語りました。

講演後はキャンパス内のレストランに会場を移してウェルカム・パーティーを実施。学生や教職員らがメイヨクリニックの3名を囲み、ランチを楽しみながら互いの国の看護教育や医療現場の実情などについて語り合いました。本学科教員の案内による医学部付属病院の見学後は、大学院生と教職員を対象とした講演会を開催。ピアソン氏が「看護教育と質改善プロジェクトにおける高度実践看護師(APN)の役割」について語り、約30名が参加しました。ピアソン氏はAPNの役割を説明し、同クリニックでのAPNの取り組みや効果を紹介したほか、看護研究や看護の質の改善プロジェクトの事例などについて解説。終了後には活発な質疑応答や意見交換を行いました。

運営を担当した井上玲子准教授は、「世界から高い評価を受けているメイヨクリニックの看護師の講演を聞き、またディスカッションすることで、学生も教員も大いに刺激を受けたと思います。今後も交流を続け、アメリカの先端医療を学びながら日本の看護のあり方を追求し、教育に反映させていきたい」と語っています。

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