社会福祉学科が講演会「介護男子スタディーズプロジェクトってなんだ!?」を開催しました

2015年12月16日

健康科学部社会福祉学科では12月4日に伊勢原キャンパスの松前記念講堂で、2015年度学科講演会「『介護男子スタディーズプロジェクト』ってなんだ!?」を開催しました。同プロジェクトの呼びかけ人である社会福祉法人愛川舜寿会の馬場拓也さんと社会福祉法人福祉楽団の飯田大輔さんが、それぞれの経歴や活動を踏まえてプロジェクト発足の経緯や目的などについて講演。学生や大学院生、教職員ほか神奈川県内の介護従事者など約150名が聴講しました。

「介護男子スタディーズプロジェクト」は、全国20の社会福祉法人で組織されたプロジェクトです。日本で介護の仕事に従事する人の約8割が女性という現状の中、男性が快活に働いている姿を発信することで介護に関する社会的な議論を惹起し、既成概念や印象、評価を変えるきっかけをつくろうと創設されました。より多くの人に興味を持ってもらうため、あえて「男子」という言葉を使用。2015年9月には男性に焦点を当ててリアルな介護の現場を写真で紹介するとともに、多彩なジャンルの識者による論考を掲載した『介護男子スタディーズ』を自費出版しています。

はじめに登壇した馬場さんは、東海大学甲府高校(当時)の卒業生。野球やバンド活動、アパレル業界での仕事を通じて学んだチームワークやホスピタリティーマインドを地域貢献に役立てたいと考えて福祉の仕事を始めたことを紹介しました。また、「地域とのつながりをプロデュースすることも介護の仕事の一つ」と考え、施設に入所している高齢者が地域の住民とつながるイベントを数多く企画。「高齢者の介護について考えることは、自分たちの未来をつくること。介護は創造的な仕事です」と語りました。

続いて講演した飯田さんは、ハムやベーコンを製造する障害者の就労施設「恋する豚研究所」(千葉県香取市)や高齢者や子どものデイサービスを行う「多古新町ハウス」(同多古町)などの施設の概要や目的、コンセプトを説明。地元の産業との結びつきを大切にして障害者の仕事を創出し、施設のある地域の課題を住民とともに解決した事例を紹介しました。また「現状に問題があるからこそ、取り組む価値がある」と語り、「福祉の現場では一人ひとりの活躍の可能性がとてつもなく大きい。福祉の現場を変えていくのは皆さんです」と力説しました。

学生たちは、「『福祉の枠の中だけで福祉を考えていては進展がない』という言葉が印象に残りました。大学の勉強だけでなく、読書やアルバイト、旅などさまざまな経験を積んで、幅広い視点から福祉を考えられるようになりたいと思います」「講演を聴いて介護の概念が変わりました。『介護はクリエイティブな仕事』という言葉を念頭におきながら学びたい」などと感想を話していました。

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