健康科学部看護学科の松木秀明教授が最終講義を行いました

2016年03月18日

健康科学部看護学科の松木秀明教授が3月9日に伊勢原キャンパスの松前記念講堂で、定年退職に伴う最終講義を行いました。松木教授は「東海大学での40年の生活を振り返って~公衆衛生学を学びながら~」をテーマに講演。本学部や医学部、東海大学医療技術短期大学の教職員や学生、卒業生のほか、医学部付属病院のスタッフら約100名が聴講しました。

公衆衛生学や環境保健学が専門の松木教授は、1975年4月に本学医学部に助手として入職し、医学博士を取得して講師、助教授として在任。1992年から8年間の東海大学医療技術短期大学在職を経て2000年4月に本学科の教授に就任し、学生の指導や研究活動を続けてきました。また、大気環境学会や日本疫学会、日本公衆衛生学会で役職を務めるほか、環境省、東京都、伊勢原市といった行政機関に協力して大気汚染問題に取り組むなど、さまざまな社会貢献活動を行っています。

松木教授は、「杉並区の小学生を対象とした喘息調査」「香港女性の肺がんの原因究明」など、これまで実施してきた数多くの研究成果を恩師や仲間との出会いに触れながら紹介。南米グアテマラでオンコセルカ症(ブヨを媒体とした感染症)の疫学調査を行った体験について語り、「国際保健協力で大切なのは物資を送ることではなく、その国の技術者を養成すること」と力説しました。また、アメリカ・ハーバード大学への留学を機に日本に室内環境研究会(現・室内環境学会)を設立し、初代会長として尽力したことなどを振り返りました。最後に、本学でともに過ごした教員や研究者との思い出の写真をスライドで紹介し、「長い間、本当にありがとうございました」と結びました。

聴講した教員は、「世界各地での多岐にわたる活動についてお聞きし、あらためて松木先生の研究や教育に対する情熱を感じました。今後もさまざまな場面でご指導をいただきたいと思います」と感想を話していました。

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