社会福祉現場実習報告会を実施しました

2016年05月23日

健康科学部社会福祉学科では5月12日と19日に伊勢原キャンパスで、「社会福祉現場実習報告会」を実施しました。社会福祉士の資格取得には社会福祉施設などでの180時間以上の実習が義務付けられており、本学科では福祉事務所や児童相談所のほか、医療機関、高齢者施設、障害者施設などでの現場実習を実施しています。この報告会は、2月から3月に実習に参加した4年次生が各自の学びを振り返り、学生同士で成果を共有するとともに、3年次生に今後の実習への意識を高めてもらおうと開いたものです。26名が2日間にわたって発表し、学生や教員のほか施設の実習指導者ら約150名が参加しました。

学生たちはそれぞれの実習の目標や内容を説明し、現場で考えたことや感じたこと、指導を受けたことなどを発表。福祉事務所で生活保護のケースワークを学んだ学生は、「受給者の自立のためには医療機関やハローワークなどとの連携・協力が重要であることをあらためて認識しました。生活保護法だけでなく、医療保険や介護、年金制度などの知識もしっかりと身につけたい」と語りました。生活介護・就労継続支援施設で実習した学生は、「施設の利用者さんを単に"手伝う"のではなく、周囲に働きかけながら一人ひとりに合った作業を考え、地域とのつながりをつくることが大切だと感じました」と振り返りました。また、実習指導者からは、「信頼関係を築くためには相手に応じたコミュニケーションが重要です。まずは対話を楽しむことから始めてみてください」「実習目標を明確にし、自分の考えや希望を積極的に指導者に伝える姿勢も大切です」などとアドバイスがありました。参加者は各報告について熱心に耳を傾け、活発な質疑応答や意見交換を行いました。

参加した学生は、「それぞれの発表を聞きながら、自分だったらどうするかを考えました。報告会で学んだことを今後の授業や実習に生かしたい」と感想を話していました。学生の指導にあたった本学科主任の堀越由紀子教授は、「実習の目的は、観察・理解・分析・説明という過程を通じて授業で学んだ理論についての理解を深めるとともに、視野を広げることにあります。今回の報告会をステップとして、さらに深い考察を続けてほしい」と話しています。

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